電話が来たんです ページ9
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ある日の夜、私の携帯に電話が掛かってきた。
ディスプレイを見ると"ナムジュン"の文字
ナムジュン「もしもし、ヌナ？」
A「あ、うん。どうしたの」
携帯の向こうから聞こえるナムジュンの声に心拍数が上がる。
ナムジュン「あの、さ。来週の土曜って忙しい？」
A「来週？特に予定はないよ」
ナムジュン「じゃあ、その日空けといて。二人で出掛けたいんだ」
思ってもみないナムジュンの誘いに一瞬聞き間違えたのかと錯覚を起こした。
ナムジュン「ヌナ？聞いてる？」
A「ご、ごめん。うん、空けとくね」
ナムジュン「18時、迎えに行くから。おやすみ」
携帯から不通音が鳴り響く。
「おーい、A？」
窓からユンギの声が聞こえる。
なんてタイミング…
A「なに？」
ユンギ「入るぞ」
そう言って窓から私の部屋に入ってきた。
ユンギ「さっき、誰かと電話してた？」
A「うん。ナムジュンから」
ユンギ「なんて言ってた？」
A「えっと…来週の土曜に出掛けようって言われた」
答えるとユンギはほんの一瞬だけ険しい表情を浮かべる。
ユンギ「A」
A[ん〜？なに？]
ユンギの方に顔を向けると、彼は私を真剣な眼差しで見つめていた。
ドキッと胸が高鳴る。
A「ユンギ？」
頬に手を添えるユンギと視線がぶつかる
さらに胸が騒がしくなってきて目線をずらすと
ユンギ「……俺が、お前の事好きって言ったらどうする？」
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作者名：でで | 作成日時：2014年12月28日 18時
