僕にはお見通しです。 ページ17
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「ん？どうかした？」
なんと、意外にもあの鋭いジョングクは気づいていないらしい。
『いやいやいや、なんでもないよっ！』
そう？なんて言ったジョングクに感謝する。
もしかして、このまま行けばばれずに済む？
なんて思ったけど、嘘をついている罪悪感が私を襲う。
帰り道だって、ジョングクの話に集中できない。
「……てる？…聞いてる？」
『あっ、！き、聞いてる！』
「どうしたのヌナ？なんかあった？」
問い詰められ、思わず口ごもる私。
「いいよ。ちゃんと言って。」
優しくそんなことを言われだんだん目が霞んでいく。
『……キーホルダー無くしちゃった。』
遂に、言ってしまったと思い恐る恐る表情を伺えば、何かを悟った顔のジョングク。
「やっぱり。僕気づいてたよ？」
『…へ？』
思ってもみなかった返答に変な声を出して驚く。
ジョングクなら、しゅんとするとか、ぷんぷんするとかって勝手に思っていた。
「だってヌナ嘘つくの下手なんだもん。すぐ分かった。」
『…怒ってないの？』
「？なんで怒るの？だってまた違うの買えばいいじゃん」
『うう、グク〜！』
「え、！大丈夫？どっか痛い？」
急に私が泣き出して驚いていたけれど、ジョングクはしっかり包んでくれる。
「ヌナの馬鹿。」
『ほんとだね。こんなことなら言えばよかったっ。』
泣き止んだ頃、突然現れた見覚えのある猫が銀色の何かがついた物体を持ってきた。
『……うそ、』
それは、あのうさちゃんで。
「ヌナ！よかったね！でもなんであの猫ちゃんが？」
『…あ。』
思い出した。
『昨日戯れた猫だ。』
買い物の帰りに戯れた人馴れしている野良猫。
多分、その時に落としたのであろう。
「流石だねヌナ。」
『…ほんと、あほ。』
何だか、今日のジョングクくんは大人っぽかったです。
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ういろ(プロフ) - 名無し56375号さん» いつもコメントありがとうございます(；；)頑張ります！ (2020年6月21日 20時) (
レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56375号(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年6月21日 19時) (レス) id: ac4fbca61c (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - ソルさん» コメントありがとうございます！最初は何度も別れ話を切り出していましたが、だんだん気持ちが変わっていくという心情を書いていたつもりですが、あまりにもグダグダでわかりにくかったと思います...。ご指摘ありがとうございました (2020年5月30日 21時) (レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 女の子って別れたいんじゃなかったんですか。 (2020年5月16日 22時) (レス) id: 7655ef399d (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - 名無し56375号さん» 二回もコメントありがとうございます(*^^*)更新頑張りますね(^^♪ (2020年5月16日 21時) (レス) id: b0bc06a917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういろ | 作成日時：2020年3月14日 16時
