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お嫁さん 184 ページ34

.

JA side



「お願い…行かせて…」




俺がそっと握った彼女の腕は

すごく細かった。




絶対俺の方が幸せにできるし

寂しくさせたりしないのに。




「ジョシュア君…ごめんね」




君は(いばら)の道を行くんだね。





JA「…好きだよ」





何度君に好きだと言っても





「ごめんね…ッ」





微笑んではくれない。








JA「あの人は…君の王子様じゃない」


「…」


JA「君は俺の…お姫様だって思ってた」


「…」


JA「違ったのかな」





君の背中を押したあの日、

辛くなった君は俺の胸に飛び込んでくる…

そう計算していたのにな。





「ジョシュア君…私はお姫様になれない」






俺のお城には…来てくれそうもない。







JA「…突き当たりを左に曲がって、手前から4つめの部屋」



「え?」



JA「そこにいるよ?…君の王子様」






ならもう俺は偽善者になろう。







「ありが…」




ぎゅっ





微笑みもしなかった君が

やっと口元を上げた。






JA「…これはお礼ね?」





ちゅっ





「…ジョシュア君!?///」




君の柔らかい頬にキスを落とす。





JA「行ってきな」




顔を真っ赤にして

戸惑いながらも手を振り去っていくその背中。







手を伸ばしても、もう届かない。









さようなら、





俺のお姫様。





.

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作品ジャンル:タレント
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kiki - すごくキュンキュンして一気に読んじゃいました。実写化してほしいくらい好きな作品です。アフターストーリーもっともっと読みたいです。しばらく余韻から抜け出せなさそうです。 (2021年2月12日 23時) (レス) id: cbb83e9a02 (このIDを非表示/違反報告)
NamuMin(プロフ) - aqamariasexyさん» コメントありがとうございます(^^)気に入っていただけて光栄です。こちらこそよろしくお願いします♪ (2021年2月8日 23時) (レス) id: 38ab57de55 (このIDを非表示/違反報告)
aqamariasexy(プロフ) - 最高で素敵なストーリーありがとうございます。泣いたり泣いたり泣いたり、時々吹き出したり。感情がとても忙しかったですけど、もともとブラコンの私にはドンピシャの作品でしたこれからも作品を読ませていただきますのでよろしくお願いします (2021年2月8日 21時) (レス) id: cff51bda56 (このIDを非表示/違反報告)
栗ネコ(プロフ) - 何度も読み返しては、胸がギューってなったり、涙が止まりませんでした。このお話大好きです。 (2020年11月6日 16時) (レス) id: 20d5866f66 (このIDを非表示/違反報告)
ななまる - こんなに終始キュンキュンする小説初めて読みました!!あまりジミンちゃんの小説見つけることができないから見れてよかったです(⌒∇⌒)ただただ最高でした!! (2020年7月25日 17時) (レス) id: 0f03f76891 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NamuMin | 作成日時:2019年3月19日 14時

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