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- HS side









魔法使いみたいですね。






初めて目が合った時、そう微笑まれたのを鮮明に覚えている。

ヒョン、一時間程前に知り合ったミンジョンという小さな少年が不思議そうに俺の袖を引く。

その子は、さっきの彼女に名前を呼ばれてパタパタと帰ってしまった。









「でさ、ジニヒョンとこのショッピングモールに遊園地できてそこでバイトしてるって言ったじゃん?」

「あぁ、こども用の...?」

「そう!そこでさ、俺のこと魔法使いみたいですねって言った人がいて」









でも人妻なんだよねーとナムジュンに愚痴ると、

お前ガチか?と心配そうに顔を覗かれた。






それから、まさかの大学内で例の彼女に再会して。

接してくうちに、すげーいい子なんだなって知って。

彼女と過ごす時間はとても居心地が良かった。









「あの、良かったらお茶だけでも飲んでいきませんか...?」

「えっ?や、あー...そ、そうだ!俺この後用事あって! 帰るね!」









彼女とミンジョンを送り届けたのは、少しでも彼女といたいなんて下心もあったからで。

気付かぬうちに惹かれていく自分に、

こんな単純な男だったかチョンホソク?と問い質してやりたい気分になる。






今だって、思わぬ誘いに浮かれそうになって、思わず彼女の家にお邪魔しそうになってしまった。

別に俺は、そこまで出来た男ではないから。

慌てて家を出て少ししてから期待してしまったことに恥ずかしさを覚える。









「あつ、」









熱くなった首元を押さえて、

早く帰ろ、と帰路をいつもより少し早く歩いた。









.

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ヒスイ(プロフ) - リオさん» コメントありがとうございます。クサズがとても好きで、でもなかなか巡り会えず自分で書いてしまいました笑 リオ様の癒しになれたのでしたらこちらも嬉しい限りです。最後までありがとうございました。またご縁がありましたら宜しくお願いします。 (2018年8月28日 19時) (レス) id: c06cea6d4c (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 完結お疲れ様でした。クサズメインのお話って少ないので寂しく思っていたのですが、こんな素敵なお話に出会えて嬉しいです。ホソクの笑顔には周りを元気にする力がありますよね。ひと時の癒しをありがとうございました。 (2018年8月28日 18時) (レス) id: ba173bb279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月22日 23時

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