世界で1番キミが嫌い、/ TAEHYUNG 05

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A「な、何してんの！？」




TH「何って…キスマーク付けたの笑」




A「なんでこんな所に付けるの！？ジミンくんに見られちゃうし会社の人にも見られるじゃん！！」




TH「別に見られたっていいよ。Aには男がいるって周りの奴等に知らしめる為に付けんだから」




A「…っ、」









ゆっくりと離れると

振り返って満足そうな表情で

そんな事を言ってニコッと笑うテヒョンくん









TH「俺らしくいればいいんでしょ？」




A「…っ、」




TH「俺…独占欲と嫉妬心がえげつない程ある人間だから笑」









「ほら、帰るよっ」って

私の手を握って歩き出せば

呆然とする私を見て

「Aが良いって言ったんだからね？」と

まるで自業自得と言われてるようで

私は何も言い返せなかった




テヒョンくんがヤキモチ妬きなのは

前々から思ってはいたけど…

なんか前よりパワーアップしてません？泣









TH「いつまでもそうやって隠してるの？笑」




A「え、だっ…て…」




TH「諦めなよ。それに暫くは消えないよそれ笑」









痕がある首元を

手で押さえていたら

テヒョンくんがそう言うから

こんな事になるなら

余計な事言うんじゃなかったー！！！って

後から後悔したって遅いのに…

そんな事を思いながら

テヒョンくんの背中を見つめる









TH「ジミンがいたって関係ないからね？」




A「え、ちょっと待って！それはっ」




TH「それが俺らしくだから笑」









なんか急に嫌なヤツになってんですけど！？

なんでそんな意地悪な顔になるの！？

出会った頃と同じ表情で

テヒョンくんはニヤリと笑った




あの時は…

本当にただただチャラい奴と思ってて

自分の苦手な人種だと思ってた…




だけどいつしかテヒョンくんと

過ごして行く中で…

たくさんのテヒョンくんを知り

気が付いたらそんなテヒョンくんに

私は「惚れていた」




世界で1番嫌いな人が

今は…









ー 世界で1番好きな人になっている









TH「早く籍入れたい」




A「…え、なんで？」




TH「子作りしたいから笑」




A「…」









テヒョンくんは

立派なパパになれるのかな？笑

でもきっと何だかんだで

素敵なパパになれそうだね笑









A「うん、私もテヒョンとの子供欲しいかも」









END

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