世界で1番キミが嫌い、/ TAEHYUNG 05

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JM「じゃ！明日から宜しくお願いします！」




A「うん、明日ね」









ジミンくんは

嬉しそうに手を振ると

「お先にっ」と席を立った




1人になった私は

すぐにテヒョンくんにメールを送った









Aジミンくん泊めていいの?


TH嫌に決まってるでしょ









送ったらすぐに既読がついて

そんな返答が返って来た









あ、やっぱり嫌なんだっ笑









Aじゃーなんで許可したの?


TH他にアテがないって言うから


Aテヒョンくんはこういう時に助けてあげないの?


THきっとジミンが嫌がるよ


A嫌がる?


TH好きな人取られた挙句に借りまで作るなんてプライドが許さないでしょ


Aそういうもの?


THそういうもの









男の人の考えと言うか…

気持ちがよく理解出来ないけど

テヒョンくんが言うなら

そうなのかなって納得してる私









TH今日、そっち行っていい?


Aいいよ


THじゃ、また後で


Aうん、頑張ってね?









「ありがとう」って言う

可愛らしいスタンプが送られて来て

思わず笑みが溢れる私




家に帰ったらテヒョンくんに会える

それだけで気持ちがワクワクしちゃって

本当に恋をすると人が変わるって当たってる…









仕事を終えてスーパーで

買い物をしてから

私は家に帰った




リビングは真っ暗で

まだテヒョンくんは来ていなかった

着替えを済ませて

夕飯の支度をしていると

玄関先でガタガタッと音がして

私はコンロの火を止めて

玄関先に向かった









A「お帰り？」




TH「…っ」




A「…？」









靴を脱いでいたテヒョンくんに

声を掛けるとテヒョンくんは

パッと顔を上げると

何だか今にも泣きそうな顔で

私を見つめていた









A「どうしたの？」




TH「…やっぱり嫌だっ」




A「え？」









靴を脱ぎ終えたテヒョンくんは

いきなり鞄を床に放り投げると

私を強く抱き締めた









A「ちょ、ちょっと…テヒョンくんっ！？」




TH「やっぱり許すんじゃなかった…」




A「…え？」









ギュッと私を抱き締めたまま

テヒョンくんは弱々しい声を出した




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