24 ページ24
・
私は慌てて追い掛けるように
寝室に向かうとテヒョンくんは
今まさに着替え途中で
上半身裸で振り返った、
TH「え、」
A「あ、えと…ごめんッ！！」
恥ずかしさのあまり
両手で顔を覆うと
布の擦れる音がして
少しすると「もういいよ」と
テヒョンくんの声がして
私はゆっくりと手を退けた、
TH「いきなり入って来るからビックリした笑」
A「ご、ごめんね…」
TH「いや、俺は全然平気だよ？笑」
白いYシャツを羽織って
上からボタンを締めるテヒョンくん
A「本当に…帰るの？」
TH「え？」
少し驚いた表情のテヒョンくん
TH「…帰って欲しくないの？」
A「え、いや…その…」
TH「…？」
素直に「そうだよ」って言えたら
どんだけ楽なんだろう…
でも私のが年上だしって
また変なプライドが邪魔して
何も言えない私…
…本当に情けない、
テヒョンくんは
何かを察したのか？
全てのボタンを締め終えると
ゆっくりと私に近付いて
ゆっくりと私を自分の腕の中へと引き入れた
TH「本当は…帰りたくない…」
A「…そんな無理して帰らなくてもッ」
TH「でも…このままいたら…俺、Aに何するかわからないから…」
A「…ッ！？」
腕の中でポツリと
そんな事を呟くテヒョンくん
私は思わず顔を上げて
テヒョンくんを見つめた
私の視線に気が付いたテヒョンくんは
少しだけ俯くと寂しそうに笑った、
TH「だから今日はもう帰ります…」
A「…」
TH「別に焦ってもいないしAのペースに合わせるよ。俺は付き合えた事だけで幸せだからッ」
そう言って私をギュッと
抱き締めるテヒョンくん
TH「でも…あんまり説得力ないね笑」
…と鼻で笑った、
なんて言っていいのかわからない
テヒョンくんの気持ちを
受け入れるべきなのはわかってる
だけどこんな抱き締められてるだけで
心臓が痛い位にドキドキしてるし
テヒョンくんの香りだけで
胸がキューッとなる
そんな私がテヒョンくんと…
そんな事が出来るの？
キスだって割と限界なのに…
…って、私はウブかッ！！
未経験な訳じゃないのに
間が空き過ぎると
こうもうまく行かないのか？
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nono(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！抜けてました！泣 ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月9日 7時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - あやねさん» コメントありがとうございます！三角関係ですかッ！！検討して見ます^^ ご意見ありがとうございます！！ (2017年9月9日 7時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - もしかして、49ページ抜けてます…？（ ; ; ）いつも楽しみに読んでます！ (2017年9月9日 0時) (レス) id: b3a37c146e (このIDを非表示/違反報告)
あやね(プロフ) - おもしろいです！またジミンやナムと絡んで三角関係っぽいところみたいです！ (2017年9月8日 1時) (レス) id: e0ad6dd604 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！今までにない位に甘々描写頑張ってます汗汗← (2017年9月8日 0時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nono
| 作成日時：2017年8月11日 0時
