感謝 ページ7
*
それから家に帰っている最中も色々とお互いの事について話した。
ユンギさんは私より2歳も年上。
家のある方向が同じだと言っていたので町の名前を言えば一緒だと笑った。
大学は私がこれから通う学校と一緒らしく、まさかこんな偶然があるとは、と私も嬉しくなった。
あのカフェの店長さんは大学での先輩で、その交で2年前からお世話になっていると。
YG「信頼出来る奴が1人最初っから居てほしいからだってさ」
「いい先輩なんですね」
YG「あの人は先輩って感じじゃないんだよね。やーやー煩いし、変なギャグ連発するし、笑い方の癖強いし」
「個性豊かなんですね…」
YG「…でも、頭が上がらない」
過去に夜の営業、居酒屋の方で周りのお客さんに迷惑を掛ける人がいたそうだ。その人にユンギさんが注意したところ、その人はユンギさんに大声で暴言を吐いた。なんだかんだお世話になっている先輩の店に泥を塗るまいと我慢をするが、店長さんが迷惑なお客さんを担ぎお店から追い出したそうだ。
あの人も一応お客さんではあるけど、周りに迷惑を掛けたり、うちの大事なパートナーを貶すような奴はうちの客では無い。そう言って裏に戻って行ったと。
YG「かっこいいよ、あのヒョンは。怒らせると怖いし」
「…ふふっ」
YG「そんなに面白かった？」
「いや、さっきまで凄い愚痴を言っていたので…。なんだかんだ言って好きなんですね。店長さんの事」
YG「まぁ、嫌いではない」
素直じゃない所もあるんだな、この人は。
*
「この辺で、大丈夫です！」
YG「ホントか？」
「はい。もう目の前ですし、ありがとうございました！」
YG「いやいいよ。嫌だったらしないし」
「ふふっ。では、明日からよろしくお願いします」
おう、とぶっきらぼうに手を振り帰って行ったユンギさん。ここに来てからあれやこれやと必死になることで頭がいっぱいだったから、久しぶりに気持ちが楽になった。
緊張が取れたところで、カップラーメンに沸かしたお湯を入れ、出来上がるのを待つ間に缶ビールを開け喉に流し込む。
つい最近成人したばかりで、お酒の得意不得意は未だに分かってないんだけど、段々と美味しさが分かって来た。
特に今日のお酒は今までとは格別で美味しく感じる。
『感謝しなきゃな…』
半ば無理やりみたいなものだったけど、お陰で楽しい一時を過ごせた。佳奈に感謝だ。
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ななな - ユンギとの子供…喜んで笑笑笑 (2022年10月12日 2時) (
レス) @page36 id: 99a1458b51 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます！私もムフムフ言いながら想像して書いておりました…(灬・ω・灬)只今進展に悩んで降りまして、この小説を初めてもうすぐ1年が経つというのに…申し訳ないないです。ご覧に頂いている皆様の為にも足りない頭で頑張らせて頂きます！ (2022年3月1日 0時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます〜!!!遅ればせながら、読ませていただきました♡黒スキニーに黒シャツ、黒カフェエプロンのゆんぎさん想像しただけでカッコいいです〜_:(´ཀ`」 ∠):続きがとても楽しみです♪ (2022年2月28日 6時) (レス) @page30 id: 23482d6195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キム･カズ | 作成日時：2021年2月3日 2時
