裏腹 ページ6
*
私のカゴの中にはカップラーメン1個にペットボトルのお茶。そして興味本位で買おうとしている日本には無いスナック菓子。
「片っ端から入れていっただろ」
「まぁ、はい」
「ほっそいのによく食べるなーって。バイト先見つかった祝い？」
「…え？」
何故この人、私が面接を受けて受かった事を知っているのだろう。
韓国では定番のジョークだろうか…。
しかしそんな疑問はこの人の顔を良く見れば無くなった。
「あ」
「覚えてなかったんだな」
そりゃそうかと自己解決しているこの人は、今日私が面接を受けに行ったバイト先の店員さんで、店長を呼びに行ってくれた人。
随分とだるそうにお客さんを迎えるなと思って少し印象強かったが、笑うと可愛い顔をしていて、意外に話しやすそうな人だ。
「お疲れ様です。すみません気づかなくて…」
「別に気にしてない。一々店員の顔とか覚える奴の方が珍しいし」
「いやでもこれから…」
「俺もアンタの名前知らないし」
「あ！申し遅れました、足立Aです」
YG「…ミン・ユンギ。別に明日初出勤ならここで言わなくても」
「……」
YG「ははっ、ごめん」
…よく笑うな、この人は。
第一印象は、猫背で鋭い目付きにダルそうな表情。入った瞬間不安はあったが、見た目とは裏腹にいい人で良かった。
YG「暗い中1人なんだな」
会計も済まし、タイミング良くユンギさんも済ましたのかコンビニを一緒に出る。
また唐突に話しかけられ、何を言っているのか
分からなかった。
YG「友達は？」
「1人で来ました」
YG「冬は暗くなるのが早いんだぞ？」
「知ってます」
YG「…送るよ」
「え…。大丈夫です！」
YG「何がだよ」
「街灯もちゃんとありますし、そこまで道は暗くないので…」
YG「はぁ…。あのな、女子大生が1人で道ほっつき歩いてたら襲ってくる奴は襲うんだよ」
「はー…」
YG「おい分かってんのか」
「は、はい…」
YG「んじゃ黙って送ってもらっとけ」
「…わ、かりました」
怒ると怖くて、優しい人だ…。
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ななな - ユンギとの子供…喜んで笑笑笑 (2022年10月12日 2時) (
レス) @page36 id: 99a1458b51 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます！私もムフムフ言いながら想像して書いておりました…(灬・ω・灬)只今進展に悩んで降りまして、この小説を初めてもうすぐ1年が経つというのに…申し訳ないないです。ご覧に頂いている皆様の為にも足りない頭で頑張らせて頂きます！ (2022年3月1日 0時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます〜!!!遅ればせながら、読ませていただきました♡黒スキニーに黒シャツ、黒カフェエプロンのゆんぎさん想像しただけでカッコいいです〜_:(´ཀ`」 ∠):続きがとても楽しみです♪ (2022年2月28日 6時) (レス) @page30 id: 23482d6195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キム･カズ | 作成日時：2021年2月3日 2時
