【番外編】贈り物 ページ43
.
YG「……」
「ユンギさん、そろそろ…」
空港にて。
仕事もあるから1泊2日しか日本に居れなかった彼は、今日韓国に帰る。
私は留学先でもあった韓国の姉妹校に転校するが、色々学校の手続きや、引越しの準備もしなければならないので残る。
ユンギさんは休みの合間にこっちに来てくれて引越しの準備を手伝ってくれるらしい。
来てくれるのは有難いが、折角の休みなのに申し訳ない。
それ以外は、会えないことにはなるけど。
空港に鳴り響くアナウンスはユンギさんの乗る飛行機の案内で、だけど彼は私の手を離してくれない。
TH「もー、ヒョンそろそろ行きなよ。大丈夫!俺が着いてるからさ!」
YG「だから嫌なんだよ」
TH「えー」
どんだけ信用ないんだよ…。
とブーブー言い出し、ユンギさんに続いてテヒョンさんも拗ねた。
「ユンギさん、飛行機飛んでっちゃいますよ」
YG「飛んでけばいい」
「明日仕事なんですよね?」
YG「休みたい…」
「ユンギさん…」
これは何を言ってもダメな気がする…。
TH「ヒョン大丈夫だって…。あ!ほら!ジョングクも明後日からここに留学しに来るからさ!それなら安心でしょ!?」
YG「は?聞いてねぇ」
TH「ヒョンが無視してたからでしょ」
YG「……」
するとユンギさんは、深くふかーくため息を吐いて。
YG「じゃ、色々気をつけてな。何かあったらジョングクに言え。あいつ俺よりムキムキだから、何かあったら力で解決してくれるさ」
「え?」
TH「俺も頼ってね」
ユンギさんは、軽く額にキスをして、甘い笑顔を見せてからゆっくり手を離して行ってしまった。
TH「あ、ヒョンに荷物が届く事伝えるの忘れてた。
……ま、いっか!」
「連絡はしてた方がいいんじゃない…?」
TH「大丈夫!手紙入れておいたから!」
.
YG「…なんだこれ」
後日、彼の家にそこそこ大きいダンボールが届いた。
添えられていた手紙を読み、取り敢えず少しだけ安心して中身を改めて確認すれば…。
YG「……えぇ?」
様々な小さい子用のおもちゃ、子供服が入っており。
しかもそれは全て、
YG「まだ性別わかってねぇぞ」
男の子用だった。
しかし、そのおもちゃや服が捨てられること無く使えてしまい、彼が恐怖を覚えてしまうのは、もう少し先の話。
fin.
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ななな - ユンギとの子供…喜んで笑笑笑 (2022年10月12日 2時) (レス) @page36 id: 99a1458b51 (このIDを非表示/違反報告)
キム・カズ(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます!私もムフムフ言いながら想像して書いておりました…(灬・ω・灬)只今進展に悩んで降りまして、この小説を初めてもうすぐ1年が経つというのに…申し訳ないないです。ご覧に頂いている皆様の為にも足りない頭で頑張らせて頂きます! (2022年3月1日 0時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます〜!!!遅ればせながら、読ませていただきました♡黒スキニーに黒シャツ、黒カフェエプロンのゆんぎさん想像しただけでカッコいいです〜_:(´ཀ`」 ∠):続きがとても楽しみです♪ (2022年2月28日 6時) (レス) @page30 id: 23482d6195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キム・カズ | 作成日時:2021年2月3日 2時