儚桜-BTS-(男主) (ページ4)

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四杯目ページ4

ジュンside

セヨンヒョンがドアを開け今俺達の目の前には事務所Bighitの社長さんが椅子に座って此方を見ている。
表情は…無表情で何を考えているのかさえ分からない。

セヨンヒョン「社長…なんでしょうか」

セヨンヒョンが代表して聞いてくれる。
さあ…何を言われるのだろうか。

社長「嗚呼、今日集まってもらったのには理由が有る。実は…君達を最終形として8月に多国籍グループとしてデビューして貰う。」

''おめでとう''社長はそう言って微笑んだ。
その笑顔を見てやっとその言葉に実感を覚え、じわじわとやってくる喜び。
嗚呼、本当の喜びってこんなに痺れるんだな…

喜びの痺れを味わいながらふと、周りを見渡せば泣きはしないも嬉しそうなセヨンヒョン、大泣きしている翔太さんに、静かに…でも嬉しそうに頷くチュンさん…嗚呼、このメンバーでデビューするのか。

そう思った瞬間、喜びとは違う感情が押し寄せる。
そう…''不安''だ。
俺はこのグループでやっていけるのか？
実力が一人少なくて浮いたりしないだろうか？
俺だけ人気が出なかったら…いや、グループ自体人気が出なかったら…そんな、不安が一気に押し寄せ少し眉をひそめたが、そんな俺にお構い無しに社長は言葉を続けた。