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久しぶりに韓国に来ていたのに、
流行り病原体ですぐに帰国した
それは想像以上で世界を脅かしている
保育補助だった私は勤め先に切られ求休職。
少し前に一人暮らしの家の契約が満了で
実家に引っ越し帰ってきてて良かった。
いくら貯蓄があっても無職の一人暮らしの生活は不安だから。
忙しかったはずのあの人も
スケジュールが減っているらしく
ほぼ毎日電話が来る。
暇だなんだと愚痴をこぼしながら
アミ達に会いたいという
ジンくんは完璧なアイドルだ
「働きたいーーーーー」
JN『今はダメです、お家でゆっくりしててください』
最近はこのやり取りばかり。
「ジンくんは働いてるのに……」
JN『ははぁ(笑)僕が養う未来はすぐそこみたいですね!』
なにが嬉しいんだか……
「兵へのお勤めも遅れそうですか?」
JN『それはまだわからなくて…
お呼びは今のところ来てないんですよね』
「そのまま白紙になればいいのに。
奇跡の92年生まれ的な感じで」
JN『ダメです。そんなのありません』
「……コ○ナも兵役も大っ嫌い」
JN『なんかありました?
あなたがそんなこと言うなんて珍しい』
流行りのその病原体は死をもたらす、
近所でも陽性反応の病人が出たとニュースで見た。
明日は我が身だと思うと
言いたいことは言っとこうって、
「別に、なにも……」
JN『大丈夫、必ずまた会えます』
「はい……」
信じて願うしかない、
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作者名:くちびる | 作成日時:2020年4月17日 9時