そばにいてくれませんか？２

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「ねえヒナ、どうしてK君のこと好きになったの？」



陽「なに急に」



「いいから 答えてよ」




陽「うーん、昔から知ってるし、
見た目も悪いわけじゃないから、、」



「なにそれ、陽菜美好きじゃなかったの？」




陽「いやぁ、なんていうか、わかるじゃん？
こうなるんだろうなって」





なにそれ、わからないよ。
好きでもないのに付き合う気がしたの？
そんなのおかしくない？
私は好きな人としか付き合いたくないよ。




「私には、わからない」



陽「どうしたの？らしくないよ？」




「……どうしたら私らしいの？」



陽「Aっ…？」






自分の中で折り合いがつかなかった。
いつもみたいに自己完結出来なかった。





姿を見るたびにドギマギして
声を聞くたびに体が熱くなった。




「嫌いじゃない…でも好きにもなりたくないの」




陽「なに？」





「もう、会わない方がいいよね？」




陽「ねえA？ちゃんと話して？
Aの言いたいこと全然わからないよ」





気に、、なる人が出来たの。





派遣先で出会ったアイドル。
可愛くて純粋な愛くるしい人。
優しい健気な人。
感情がすぐに顔に出てわかりやすい、
ただただ素直すぎる人。





なにこれ、我ながら非現実的な人。





「ごめん、なんでもない。忘れて」





陽「Aっ」





「ほんと、何でもない」






会わない方が良い、
私はもう、、




陽「Aってば！」




「どうしよう…
それでも会いたいよ……」

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