そばにいてくれませんか？ (ページ8)

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昼食が終わるとすぐに片付けが始まった。

次はおやつの準備らしいけど……
いや、おやつって！！！(笑)

みんな年下だと思うけどそんなことある？？

まあ、スケジュール通りに働きますけど(笑)

．

うーん、おやつの準備はまだ先かな、、

「すみません、私お手洗い行ってきます。
すぐに戻って来ますね」

今日一日一緒にいるけど
今だに今朝の挨拶以外会話をしてない
相方さんに声を掛け、
ドアを出るとちょうどいた雇い主の
スタッフさんにも一応声を掛けた。

なんかほぼなんもしないのに
拘束時間長いからカラダがだるいな。

暇疲れが1番嫌いなんだけど。

．

用を済ませて来た道を戻ってる時だった、

「あ！おねーさん！」

スタスタスタスタ

「おねーさん！！！」

スタスタッ

ギュッ

「え？」

急に腕を掴まれて振り向けば、
さっき昼食のお手伝いをした子の……えっと、
この子だけ自己紹介してくれたんだよな……

あーーーーー、、あ！！

「テヒョンくん！」

TH「はい！」

後ろには他の子達もいるけど
テヒョンくんの行動に驚いてるのか
みんな目を丸くしてる(笑)

「これからステージ？」

ん、普通に日本語で言っちゃった。
簡単な日本語はわかるみたいだけどどうかな？

TH「そうです！」

ほっ、伝わってて良かった。
ずっと腕を掴んでるテヒョンくんの手を解いた。

「頑張ってくださいね。ファイティン！」

ガッツポーズと一緒に伝えると
すごいキラキラした笑顔で、

TH「ありがとごじゃいます！！」

って言うからそれがまた可愛くて
私まで笑ってしまうんだ。

それから私は廊下の端にずれてテヒョンくんに
早く行きなって左手で進むのを促した。

そうするとこれまた可愛く手を振るから
おばちゃんは堪らんよって思った。

後に続く子たちには軽く頭を下げて見送った。

最後の子を見送って、
あの子が見えなくなってから
私は行こう～って背中を見てた。

あとちょっとー、頑張ってねー、
怪我しないようにねー、頑張ってねー、、、

なんて思ってたら広い背中のその子が振り向いた。
すぐに向き直ったけど。

あの子は確か1番最初に食堂に来た子だな。