そばにいてくれませんか？ (ページ49)

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本日2回目のドアのノック音、
やっとお仕事タイム。

楽屋の前室に移動した。

あの子たちはもう着いてるらしく
楽屋はざわざわしている。

今回は待ちスタイルだから
あの子達が聞きに来ない限りは
顔を合わすこともない。

…私の必要があるのかな。

とか、思うけど、それも今更。
なんだかんだ、引き受けたし、
早く仕事モードにならなくちゃ。

.

.

ぽんぽんと肩が叩かれた、
振り向くとそこにはホソクくん。

JH「日本語教えてください！」

「わかりました。隣どうぞ」

話を聞くと撮影の企画でミッションに
挑戦しているらしい。

JH「ユンギヒョンも日本語下手だから
失敗する気しかしないです～」

「なんとかなりますよ、頑張ってください」

JH「……あれ？！Aヌナ！？」

「はい、？」

JH「わー！わからなかった！
メガネ掛けてるからかな？？」

もう忘れたか～って思ってたけど
私って気づいてなかったんだ。

JH「メガネ掛けてると学校の先生みたいですね」

「そう？」

縁を持ってクイッとメガネをあげてみた。

JH「ふふっ、ヌナ可愛い。
それじゃあ僕チャレンジしてきます！」

「行ってらっしゃい。成功するといいですね」

バイバイって手を振って見送った。

メガネって本当に変装にいいんだな。
自分では変わった気しないけど、
他人からの印象はそんなに変わるんだ。