そばにいてくれませんか？ (ページ17)

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まさか本当に会えるとは思ってなかった。
しかも、今日1日僕らの日本語の先生で
ずっと一緒にいるらしい。

会えたらいいなと思ってただけだから
想像以上の出来事でなかなか話し掛けられないし、
目を合わせるのもうまく出来ない。

僕とユンギ以外はだいぶAさんと
打ち解けたみたいで6人で楽しそうにしてる。

羨ましいな……なんて、思ってみたり。

JK「ヒョン？こっちで一緒に勉強しましょ？
Aヌナ優しいですよ？」

マンネが迎えに来た、ここで乗るか乗らないか…
そもそも僕は会いたいと思ってたのに、
なんで話すことを躊躇してるんだ？
今日の僕はいつもの僕らしくない。

よし、

JN「あ、」

「こんにちは。一緒に勉強、しませんか？」

決意を固めて立ち上がる前に
Aさんはジョングクの後ろから
僕に話しかけてきた。

配慮してゆっくり話してくれるのと
彼女の優しい声色に1ヶ月前に見た
Aさんの笑顔を思い出した。

一緒にいたらきっとまた見れる……

JN「は、はい、」

僕が返事をするとAさんとジョングクは
イェーイってハイタッチをした。

「He is sleeping?」

ユンギを指差して僕に聞いてきた。
たぶん寝たふりだけど、
人見知り＋病み上がりだから

JN「yes」

と答えた。

少し寂しそうな顔をしてから
僕の手を取ってみんなのいる
ソファ席に連れて行った。