ストロベリー。JM&TH&JK 2

ストロベリー×90 ページ45

＜JK side＞





JK『なんで

　 そんなこと、わかるんですか』



あまりに図星すぎて、

ぽろっと本音が出てしまった。





KI『女子ナメんな




　 あんた、

　 セウンが今Aに

　 何してるかわかってんの』







JK『は？セウン？』





KI『はい、どうぞ』




ケイさんが片手に握っていた

スマホを俺に手渡した。




…動画？



JK『これ、俺が見ていいんですか』



KI『それ見せにきたんじゃん、私』








再生ボタンを押すと、

Aが目隠しされて

セウン達に殴られてる。





JK『なんですか、これ』



心拍数が上がっているのがわかる。






KI『何って、




　 セウンがAのこと

　 殴ってるの。




　 幼なじみ、ふざけんなー。的な』






JK『え？』




KI『自分が付き合った彼女のせいで

　 ほんとに好きな人が

　 傷付いてんだよ？』




強く頭を打たれた感じがする。








JK『A、今どこにいますか』


KI『…科学の補習』






JK『教えてくれて

　 ありがとうございました』




とにかく今はAのところに行って

謝りたい。







KI『…ん。





　 ジョングク』


JK『はい？』





KI『ほんとに好きなんだったら

　 守んないとだめじゃん





　 愛し方間違えたら

　 傷しか残らない



　 行きたかったら

　 今すぐ行け』






JK『ありがとう』





─────






JK『はぁっ…はぁ…


　 教室、どこだよっ』






時間も時間だし、

どの教室も暗い。




JK『あっ』




ひとつだけ、

明かりのついた教室。



話し声かな？

かすかに声が聞こえる。



JK『あそこかな…』






教室のドアから中を覗くと同時に


飛び込むように教室に入った。









Aが

誰かに襲われかけてたから。





ケイさんが見せてくれた

動画に写ってた人？






その男の胸ぐらを掴む。








JK『何してんだよ』

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