君と恋の途中.。 ページ50
・
「…テヒョン君そろそろ起きてよ」
「……」
「…もうみんな帰っちゃったんだけど」
…放課後まで、ぐっすりとか。
「……かわい」
つい頭に手が伸びて撫でてみると…猫みたい。
「…可愛いはダメでしょ」
「うわっ」
「セクハラ？」
「違うわ！ていうか起きてたの…」
「ふふ、詰めが甘いねAちゃん」
「あーもう帰る、よ…」
腕を引っ張られて唇に感じるのは、
「……は」
「…ひひ」
＊
「だから違います！これはバディさんじゃなくてBaby！！赤ちゃんです！」
「どう見てもバディだろ」
「どう見てもベビーです！スペル覚えてください！」
割と手におえないよジョングク君…！
「ていうかラップの英語は言えるのに何でテストになると出来ないんですか」
「ラップとか暗記だし」
「いやこれも暗記だよ！！？」
ハッ、しまった…真面目にツッコんでしまった
「あーもう休憩」
「早…ていうか、どうしたんです急に勉強教えろなんて」
「……別に」
「普段勉強とか進んでしなさそうなのに」
「…じゃないと、お前と一緒に居る口実がないから」
「……好きです、結婚しましょう」
「話飛躍しすぎ」
＊
「…えっ、何で泣いてるの」
「ジミン君の歌声っに”…感動してえ”…」
「わーっ！分かった、はいティッシュ！」
「(じょ、女子力…)」
「あ…今年の文化祭、Aさんも見に来れる？」
「も、もちろん！ジミン君が見に来ないでって言っても行くし！」
「ふは、何それ……曲の歌詞、ちゃんと聞いててね」
「歌詞？何かあるの？」
「…当日のお楽しみ！」
＊
「…ユンギさんこれ歌詞的に私の事大好きだよね」
「自意識過剰じゃね」
「そこはそうだよって言ってよ」
「はいはいそーですよ」
「棒読み…」
「…星でも見に行くか」
「話逸らした…うん、でも久しぶりに見たいかも」
「懐かしいな、お前の独り言」
「あーっあれは忘れて…」
「…初めて会った時のことなんだから、忘れねえよ」
「…好きです」
「はいはい」
＊
「うわ、この部屋いつ見ても…個性的だよね」
「最初ガチで引いたな？」
「もー怖いよA、笑顔笑顔ー！」
「勝手に入ってきといて…」
「あ、テディベアだ。ちゃんと飾ってるあたり可愛いよねぇAも」
「…うるさい」
「ふふふ、照れてるー」
「照れてない！」
＊
私は君と恋の途中
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作者名：夜宮 | 作成日時：2015年10月6日 0時
