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楽しい時間はあっという間で気づけばもう家の前
アパートの前まで送ってくれたジョングク君は寒そうにマフラーに顔を埋めている
「ありがとう。楽しかった」
『うん。よかった。明日バイト？』
「そうだよ」
『クリスマスじゃん笑 狙ったしょ？笑』
「え、違う狙ってない狙ってない！先生クリスマスとか絶対知らないし」
『言ってみればいいじゃん』
「言わないいよ」
『じゃ、また明日ね』
「うん、ばいばい」
ジョングク君を見送ると冷たい風が頬をなでる
「クリスマス...」
先生に言ってみたところできっと何も起こらないのは目に見える
ならいつも通り、ただのバイトの日のままにした方が平和に終わるはずだ。
次の日少し緊張しながら先生の家に向かうとやっぱり縁側に先生の姿はなかった。
中庭に出て種を植えた場所を確認してみるも何も変化はなく少し水を撒いてみる
そうするとまた聞こえてくるピアノの音
「(中庭でも聴こえるんだ)」
耳を澄ますとやっぱりいつもと同じ曲でまた少しだけ変わった部分がある
「(先生ピアノの曲聞聴いてるの柄じゃないから隠してるのかな？)」
しばらくピアノの音を聴いているとピタッと音が止まり代わりに縁側から物音が聞こえた
そっと縁側を覗くとちょうどタバコに火をつけている先生を発見してつい嬉しくなってしまう
ぼーっと先生を見ていると目があってしまった
『...何してんのお前』
「え、そこから私見えます？」
『普通に見えるけど』
「あの...芽出てないかなぁ〜〜と思って...」
『俺から？』
「え？」
『ずっと俺のこと見てるじゃん』
くすっと笑った先生と顔から火が出るほど恥ずかしい私。
こんな瞬間でさえも嬉しくてたまらない私はきっとおかしい
『今日外に食いに行くか？』
落ち着いてから先生のいる縁側へ向かうと先生はタバコの煙を吐き出してからそう言った
「...え？外？」
頭が追い付かず聞き返してしまうと先生は顔をゆがめた
『外食しらねえの？』
「え、いや知ってますけど...え、外食？」
『行かないならいいけど』
「行きます！行かせてください！」
『早く準備しろ』
思ってもみなかった先生とのお出かけはきっとサンタさんからのプレゼントかもしれない
と思ってしまった。
玄関の鍵をかけるのに5分ほど奮闘している先生の後姿を見ながら待っている間も
緊張と嬉しさとで先生の お前が鍵閉めろ という声も耳を通り過ぎて行って
12月の寒さも忘れてしまう。
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白(プロフ) - #ユンミユさん» ぜひ3をご覧くださいm(__)m (2018年7月12日 15時) (
レス) id: 129639296b (このIDを非表示/違反報告)
#ユンミユ - 先生にあったのはこれが最後……？ (ま、まさかバッドエンド！？) そんなの嫌だーーー！！ 神様夢主ちゃんと先生をりょうおもいに！！どうか！(泣) (2018年7月11日 23時) (レス) id: ea3bda65b7 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - #ユンミユさん» とんでもないですコメント頂けるととてもうれしいので（*’’*） (2018年7月10日 16時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
#ユンミユ - 白さん» こちらこそ返信嬉しいです(;~;) (2018年7月9日 23時) (レス) id: ea3bda65b7 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - #ユンミユさん» そう言っていただけて嬉しいです（；；）原動力になります！ (2018年7月6日 16時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年6月21日 16時
