1.始まり ページ2
高校2年生に進学した春の日、お母さんが仕事で半年家を空けることになった。
小学校4年生の時から母子家庭になりこの小さなアパートで女手一人で私を育ててくれた母。
寂しい思いはしたことがないし、心からお母さんを尊敬してる。
『ごめんねAを１人にしたくないんだけど今の仕事も辞められないし、、、』
そう言って話すお母さんの顔は本当に寂しそうに見えて私が頑張らないとと思った。
「大丈夫だよ、もう高2だよ?笑家のことは任せて。」
『ありがとね。そういってくれて助かる。でもやっぱり1人の時間が増えちゃうでしょ？バイトでもしたら？』
そのお母さんの言葉に正直驚いた。
今までは自分からバイトをしようとしても他のことに時間を使ってと言っていた
お母さんからそんな言葉が出るなんて、、、
「え、いいの？」
『今まではお母さんAに高校生でしかできない色々な経験してほしいって思ってたんだけどバイトも素敵な経験じゃないかと思って』
その言葉を聞いてバイトをする決心をした私は次の日母を見送った後すぐにバイトを探し始めた。
探し始めたのはいいものの家の近くにコンビニもなければファミレスもないほぼ田舎の住宅街だということをすっかり忘れていた私。
高校のある駅まで行けば賑っているけど電車で7駅。
終電も早ければ、家から最寄りの駅まで歩いて15分。
「、、、無理じゃん、、、今日は帰ろう、、」
諦めてまた明日探そうと家路へ引き返す。
午後4時。
家の近くの大きな桜の木。春を待ちわびていたかのように綺麗な桜を散らしている。
時間もあるしお母さんのいないアパートに戻るのがなんだかまだ慣れなくて寄り道がてら
その桜の木を左に曲がり始めて通る細い道を進んでみる。
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ちなくら(プロフ) - 心の支えの小説です！何があってもけさないでください！！ (2018年11月26日 21時) (
レス) id: ac1830d9c4 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - やまももさん» 楽しく読んでいただけて嬉しいです(TT)ありがとうございます。 (2018年6月15日 22時) (レス) id: b7889600a9 (このIDを非表示/違反報告)
やまもも - ゆんぎ先生優しい素敵。わたしも雇用されたくなりながら、楽しく読んでます。JK氏もいい活躍ですね！ (2018年6月15日 1時) (レス) id: fd963ebaa1 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(;o;)！ (2018年6月13日 18時) (レス) id: b7889600a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 更新楽しみにしてます(^^) (2018年6月13日 1時) (レス) id: b74c5fbd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年6月8日 14時
