容姿端麗ダンス部!! (ページ4)

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3話ページ4

入学式も無事終わり、時は放課後

ジミンちゃんについて聞きたがる女の子たちから命からがら逃げ出し、人通りの少ない体育館のそばをぶらぶら歩いていた。
すると、どこからともなく懐かしい音が耳に入ってきた

『私が昔踊った曲だ...』

慌てて体育館を覗きに行くが、バレー部しか見当たらず、音の発信源は見つからない。

幻聴だったのか、と自己完結し体育館から出ていこうとした時、体育館の隅にあるドアが目に入った。ドアは少し開いているようだった。もしかしたら...? 好奇心が私の足を無意識に動かした。

やっぱりここだ!

少し空いたドアの隙間を覗くと、そこには懐かしい光景が広がっていた。音楽に合わせてキュッキュと床と靴底が擦れる音が聞こえる。

懐かしい音を聞き、踊りたい衝動にかられる。
ああ、踊りたい..! ウズウズする身体をぐっと抑えるように手首を握った。

その時だった。

ダンス部の部員かと思われる人と目が合った。
私に気づいたのかずんずんとこちらへ足を進める。

「あー...ファンの子かな? 練習見に来るのは今、禁止してて....」

『あ、え? いや、、、』

公開練習の時や大会の時に見に来てくれると嬉しいな、と私を見て微笑んだ。

『あ、そうとは知らずにすみません...』

「これからは気をつけてね」

はい、そう言って大人しく帰宅しようとした時

「あ、A!! 大丈夫だった??」

部室のドアを思い切り開けて顔を出したのはジミンちゃんだった。

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