シアワセ10 ページ10
．
ジミンだ…
ジミンに見つからないように
こっそりと様子を伺う
ジミンがバッグから
何かを取り出す
「ビニール袋？？」
ビニール袋から何かを
取り出してそれを食べている
遠くからでもわかるが
白い食べ物…
もしかして肉まん…？
いつも1人で食べてたの？
それともたまたま？
「あちっ！！！！」
肉まんが熱かったのか
ふくれっ面をしている
そんなジミンを見てすごく
愛しくなった
今すぐジミンの横へ行って
肉まん半分こしたい
わたしはただ黙ってジミンを
見つめてるだけだった
明日もジミンが公園で肉まん
食べてるか見にこよ…
．
次の日もジミンは公園で肉まん
を1人で食べてた
わたしが知らなかっただけで
毎日1人で食べてたんだ
少し嬉しかった
ジミンはわたしと肉まんの半分こ
してた思い出を忘れてない気がして
もしかしてわたしと肉まん食べたいって
思ってくれてるのかな？
でも何で1人でずっと
肉まん食べてるの？
ジミンが分からないや！
ジミンが食べてるの見たからか
わたしも肉まん食べたくなってきた
コンビニ行こっと！！
．
「肉まん一つください！！」
肉まんを買って公園に向かう
ジミンはもう帰ったみたい
ジミンが座ってたブランコに座ってみる
温かいうちに肉まんを取り出して
食べてみる
「今日はなんか美味しい」
何故か今日は肉まんを美味しく感じる
ジミンとまた肉まん半分こする
日が来るといいなぁ！！
ちょっと期待してみる
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作者名：じな | 作成日時：2015年9月1日 21時
