シアワセ9 ページ9
．
「A目腫れすぎじゃない？」
「うっさい！！テヒョン！！」
昨日泣きまくったせいで目がまた腫れた
いつジミンが教室に入ってくるか
分からないからずっと机に突っ伏してた
こんな目が腫れたブサイクな顔
いや元から可愛いくないけど見られたくない
「ジミンおはよ〜っ！！！」
「あ！！ジミンおはよ！！！」
教室から女子の声が聞こえてきた
「ジミンが来たっ！！！！泣」
とっさにまた机に突っ伏する
ジミンは前から1番前の席なのに
1番後ろの私の通路をいつも通って席に着く
今日も通るはず
足音が聞こえる
ふわっとジミンの香りがする
「A昨日はゴメン…」
周りに聞こえないような小さな声で
ジミンは言った…
ジミンが通りすぎたのを確認して
席に着いたジミンを見つめた
昨日ジミンから電話がかかってきてたけど
わたしは出なかった
ジミン…わたしはジミンに可愛いって
思われたいだけなんだよ
ジミンの前ではいつも素直じゃないんだ
しばらくジミンと
会話を交わさない日が続いた
時々目が合うけどわたしは逸らしてた
．
「よ〜し！！今日も授業終わった！！
帰〜ろっと！！！」
「Aまた明日〜！！！」
「テヒまたね〜！！！」
さっさと帰る支度をして
帰り道を辿っていく
いつもの公園に見慣れた
センターヘアーの彼がいる…ジミンだ
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作者名：じな | 作成日時：2015年9月1日 21時
