シアワセ5 ページ5
．
「ぁー…腹立つ」
ふと、気づかないうちに
口から出ていた！！
「A席替えしてからやけに
イライラしてない？！笑」
隣のテヒョンが笑いながら言う
「あっ聞こえてた？？
テヒョンのせい！！！」
「何それ！！ひっど〜い！！！」
ほんとは違う！！笑
後ろからジミンを眺めてるのは
いいんだけど…
「ジミン〜！！わたし寝てたから
ノート貸してぇー？」
ジミンの席周りの女子がやけに
ジミンジミン言うから授業にも集中できない
「ほんと成績落ちたら責任とってもらうんだ
から…パクジミン…ンン」
ジミンは優しいから誰にでも笑顔で
その笑顔が他の人に向けられるのを見て
あまりいい気分ではない
ジミンの笑ったら目が無くなる感じが
昔からだいすき
「わたしだけに見せてよ…」
ジミンには絶対届かない小さな声で
そう言ってみた
いつまでこの感じが続くんだろ
ジミンがわたしなんかを好きになって
くれるだろうか
口悪いし
人並み以上に可愛いくもないし
女の子っぽくないし
オシャレじゃないし
自分でも今のままじゃ振り向いてもらえない
って分かってる
でもわたしからまた思いを伝えて
また期待と違った返事がきたらって考えたら
告白は絶対にできない
あの時、わたしはジミンと誰よりも
いつも一緒にいて…
ジミンからもいい返事が返ってくるだろうって
勝手に期待してた
でもそう勝手に期待してたのは
わたしだけだったんだね
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作者名：じな | 作成日時：2015年9月1日 21時
