金持ち貧乏 (ページ1)

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ある所に、とても美しい男の子が居ました。

男の子の名前は、キム･テヒョンと言います。

彼の家はとても貧しく、1日過ごしていくのがやっとでした。

ですが、彼の家族はいつも笑顔に溢れています。

愛に満ち溢れているのです。

そんな彼が一人で街を歩いていると、大きな屋敷が見えてきました。

｢…やっぱり大っきいお屋敷だなぁ。パクさん家は｣

彼の目の前に立ちはだかる大きな屋敷は

パク財閥の所有する屋敷でした。

屋敷を横目に歩き始めると、ベランダに人影が。

｢綺麗な人だなぁ…｣

彼がそう発した瞬間、ベランダに出てきた女性と目が合いましたが、彼女は何も言わずに微笑んでまた部屋に戻って行きました。

彼女の微笑みを目の当たりにしてから、彼はベランダにいた彼女の事を忘れることが出来ないでいました。

彼にはそれが何なのか分かっていました。

そう、

それが『恋』であると。