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ゆっくりと進む腰は私の中へと侵入していく。
自然と止まっていた呼吸と、熱い何かが私の身体に入ってくる感覚。
「痛い？」
問いかけてきたジミンに首を左右に振った。
痛みこそ無いけれど、圧迫感が苦しくてどうしたらいいか分からない。
「大丈夫。ゆっくり息して」
額や頬に小さなキスを落とされるとどこか落ち着いてくる。
その隙に最奥まで入ったジミンの肌と私の肌が当たる感触がした。
「動いていい？」
『…ん、』
再びギリギリまで抜かれると粘着質な音を立てながら奥まで擦られる。
ゆっくりだけどそのゆっくりさが、より自分の中にジミンが入ってきていることを実感してしまう。
抽送する音と自分だと思えないほど酷くいやらしい声が小屋に響く。
短く息を吐くジミンは額にほんのり汗をかいて、序盤よりも余裕の無いのか眉間に皺を寄せながら、片方は私の腰を、もう片方は私の胸を揉む。
「Aちゃんの中、気持ちいい…」
時々放たれる言葉はどんなスイーツよりも甘く、頭の中まで溶けてしまいそうになる。
徐々にスピードが上がっていくと、身体の中がラストに迎えて準備を始めていく。
声はさらに大きくなり、自身が果てそうになるのが分かった。
『ジミン、もうっ…』
「ん、俺もっ……」
1番奥に今までよりも強くぶつかる刺激と共に、身体がびりびりと痙攣した。
数ミリ越しに感じる熱とドクドクと流れるような感覚に、幸福のひと時は終わった。
ジミンはモノを抜くとそのまま横に倒れ込み、私と同じように大きく呼吸をした。
酸素が足りないのかくらくらとする。
倦怠感からくる辛さはジミンと過ごせた幸せな時間を知らせているようで、ぼーっと余韻に浸ってしまいそう。
「…気持ちよかった」
『……ん、』
「今、言うのは違うと思ってるんだけど…でも、言うね」
髪をかき上げたジミンがダルそうに上半身を起こしてからだらしなく口を開けた私に口付ける。
「俺、Aちゃんが好き」
『……ジミン』
私も好きだよ。
自分の気持ちを伝えられたのか分からない曖昧な記憶のまま、私の意識は途切れた_________
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リンゴ酢(プロフ) - ほんっっとにこの作品大好きです😭🫶🏻💕ずっと読んでいたいぐらい文章が素敵で感動でしかないです....💞130号室さんの作品大好きです！これからも楽しみにしています🙇🏻♀️💕 (11月9日 0時) (
レス) @page46 id: 5c0db9e802 (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - mmne08171さん» mmne様読んでいただきありがとうございます😢✨ジミン帰ってきてくれーー😭あと数話ですが最後までお付き合いどうかよろしくお願いします💖 (2022年10月22日 21時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
mmne08171(プロフ) - ジミン…どこ行っちゃったのー泣 すごく引き込まれました✨何とも言えない感情です🥲 (2022年10月22日 11時) (レス) @page40 id: 71162c9e08 (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - Suzyさん» Suzy様読んでくださりありがとうございます✨大事に大事にと作ってるお話なのでそう言っていただけて嬉しいです😢💖最後までどうかお付き合いよろしくお願いします💐 (2022年10月15日 23時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
Suzy(プロフ) - 切ない···涙出ました。情景が···すごく好きです🌿🥲めちゃくちゃ楽しみです✨🥲🍀 (2022年10月15日 2時) (レス) id: f57ab1c531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2022年10月1日 0時
