-23-番外編 ページ24
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「ヒョン、今日はもう収録終わったんですか？」
YG「ああ、ナムジュンもか？」
NJ「僕は今日打ち合わせだけです。
それよりヒョン、本当にテレビに引っ張りだこですね」
ナムジュンは俺と同じでラッパーをしている。
Rap monsterだなんてかなり尖った名前を芸名にしているけど、根は優しくて俺を慕ってくれている。
NJ「もう帰るんですか？」
YG「いや、少し用事があってそこに寄ってから帰る」
NJ「そうですか。
人気者なんですから1人で歩くなら気をつけてくださいね」
YG「ん、」
ナムジュンに言われた通りにマスクを付けてフードを被る。
変質者のような学校で予定の場所に向かう。
アイツは今友達のやってる店…ライター専門店だっけ、そこで手伝いをして時間を潰してるって言ってたし、早く行った方がいいな。
駅を出て早足で改札を抜ける。
この町にはあまり長居したくない。
ドンッ
「あっ、すみません」
YG「いえ、こちらこそすみません」
女性の人が落とした鞄を拾って渡す…はずが彼女は一向に受け取ろうとしない。
不思議に思って顔を上げる。
『…ゆ、……ユンギ？』
YG「…………… Aか？」
長かった黒髪がミルクティーのような明るいボブヘアになってて本当に一瞬だったけど、誰だか分からなかった。
周りには今も沢山の人が歩いているのに、俺とAの2人だけ時間が止まったように静寂な時間が流れる。
相変わらずの落ち着いた雰囲気と前とは違う柔らかい雰囲気。
…そして何より………。
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130号室(プロフ) - 夜ふかしさん» 夜ふかし様ありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張りますね♪ (2021年8月4日 13時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
夜ふかし - 面白くて続きが気になります!これからも更新頑張ってください! (2021年8月1日 2時) (レス) id: 6551a6decb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年8月1日 0時
