episode 13 ページ13
.
YG「ココア飲めます？」
「…っえ？あ、はい」
YG「座って待っててください」
言われた通りにテーブル席に座ると
自販機のココアを私の目の前に置いた。
「や、悪いですよ」
YG「お礼なので、受け取ってください」
「…ありがとうございます」
受け取った私を見て、ふっ、と
口の端を上げたユンギさんをみてドキリとする。
ダメだ
自分の気持ちに気づいてしまったら
どうやって話せばいいのか余計に分からなくなる。
"ヌナってなんかさ、思ってたのと違うよね"
…ああ、何で今思い出しちゃうんだろう。
YG「随分手際が良かったですね」
「…え？」
YG「火傷の」
「あ、…はい
私がよく、怪我とかしちゃうので…
こんな見た目して、ドジなんです」
"Aがドジっ子？
そういうギャップいらなくない？笑"
YG「なんか、Aさんって
話す時と話した後の印象、全然違う」
「…っ」
…また、言われた。
ユンギさんも、みんなと一緒だった。
話す前は綺麗でかっこいい女の人、
仕事も早いしし何でもできる。
でも、実際はぜんぜんそんなことなくて
しょっちゅう怪我するし、
好きな人の前だとこうして、上手く話せない。
YG「今はずっと、前より可愛いです」
「…………え、？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
130号室(プロフ) - はなひめさん» はなひめさんこちらにコメントまでありがとうございます〜！(号泣)否定された今までだったけど、これからはユンギさんと共に幸せになって欲しいですね！^ ^ドストライクなんて言ってもらえて嬉しいです…！！！ (2020年10月8日 11時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
はなひめ(プロフ) - ユンギさんに一目惚れされたら、こんな風に思われて、私は私でいいんだって思わせてくれそうで、幸せな気持ちになりました。私らしい。私らしさって自分を認めてあげることなのかも。テヒョンのコミュ力お化けのフレーズ笑えました。結構強い独占欲で幸せにしてもらお (2020年10月5日 14時) (レス) id: e5a94b086c (このIDを非表示/違反報告)
はなひめ(プロフ) - 恥ずかしいくらい、ドストライクです。 (2020年10月5日 14時) (レス) id: e5a94b086c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：130号室
| 作成日時：2020年10月4日 0時
