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「食べたいものはある？」
『なんかさっぱりしたいやつ』
「じゃあーフランクフルト？」
『話聞いてた？冷麺食べに行こうよ』
「えーいま俺米の気分なんだけど」
『良いから行くよ』
袖を引っ張れば口を突き出して不服そうにしながらもついてきてくれた。
「んー、んまい」
『米の気分は無くなった？笑』
「今は冷麺以外食べてたくない」
『なんなの笑』
つるつると光沢のある麺を啜っていけば胃の中がひんやりと冷えて昨日のお酒が消えていくような気がした。
「え、冷やしきゅうりなんていつのまに頼んでたの？」
『さっぱりしたいから食べたくてね』
「だったら冷やしトマトでしょ」
『きゅうり』
「トマト！」
ムッとしたように眉間に皺を寄せるテヒョンがおかしくて、思わず吹き出すとつられるようにテヒョンも笑った。
こういう中身のない会話は今の私にとって1番気が楽になれる。
「あー美味しかった。大満足」
お店を出てから、特に行き先も無くぶらぶらと歩く。
「今は寝たい気分」
『ほんと、赤ちゃんみたい』
「やっぱりってなんだよー、ばぶーおんぶしろー」
後ろから腰へと回されたテヒョンの腕が少しだけ温かくてどきりとする。
『あ、暑苦しいからどいてよ』
「えーケチ」
するりと抜けた腕と同時に、テヒョンの身体が離れたことで背中にまた涼しい風が当たる。
…あんな男らしい身体してたんだっけ。
テヒョンにドキドキしてしまうなんて、おかしな話なのに…。
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130号室(プロフ) - Suzyさん» Suzyさん読んでくださりありがとうございます！長年の想いが伝わって私も嬉しいです（笑）これからも是非完結までお付き合いよろしくお願い致します♪ (2021年6月26日 1時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
Suzy(プロフ) - こちらのお話が大好きです☆やっと思いが通じてホッとしているところです(笑)これからも楽しみにしています♪ (2021年6月24日 22時) (レス) id: f57ab1c531 (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - SiNさん» しんさん〜！占ツクの方までコメントを頂けるの嬉しい〜！（泣）最後まで飽きないようにリメイクしつつ頑張ってますのでよければ最後まで読んでやってください★ (2021年5月11日 7時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - 何度読んでも素敵な作品です(T ^ T) (2021年5月10日 22時) (レス) id: aa020c6be2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年4月25日 22時
