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「ほら酔いすぎだから」
『…るさい』
頭がぐわんぐわんする。
テヒョンに支えてもらいながらじゃないと精一杯。
「お前さー絶対彼氏の前以外でお酒呑まない方が良いよ」
『なんでよ』
「現状が理由だけど」
『きょーは呑みたい気分だったの』
「はぁ…、てか家どっちだったっけ」
『…ん、あっちらへん』
「あっちらへんってどっちだよ笑」
あーあ。
なんかジミンにあいたいな。
こうして酔っぱらってるのはジミンのせいなのに。
「…A?テヒョン?」
『…へ』
ぐるぐると回っていく視界の中で、不思議。
強く願いすぎてしまったのかな。
目の前にジミンがいる気がする。
「…2人で飲んでたの?」
「ジミン丁度良かった。Aの家知ってるでしょ?」
「え、うん…てかAどうしたの?顔真っ赤だけど」
「酔っ払ってこの有様だよ。全体重かけてくるから重いし」
『ひど、こっちはおんなのこだぞ』
テヒョンの胸を叩こうとすると笑いながら阻止されてしまった。
…その時、気のせいなのかもしれないけど。
ジミンの眉がぴくりと動いたように見えた。
「テヒョン、俺が送っていくよ」
「え?いやいいよ。場所だけ教えてくれれば…」
「や、そうじゃなくて」
くいっと引っ張られた腕に身体が上手く言うことを聞かないまま、ジミンの胸に飛び込んでしまった。
ふわりとする、大好きな香り。
「…俺が、送りたいんだ」
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130号室(プロフ) - Suzyさん» Suzyさん読んでくださりありがとうございます!長年の想いが伝わって私も嬉しいです(笑)これからも是非完結までお付き合いよろしくお願い致します♪ (2021年6月26日 1時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
Suzy(プロフ) - こちらのお話が大好きです☆やっと思いが通じてホッとしているところです(笑)これからも楽しみにしています♪ (2021年6月24日 22時) (レス) id: f57ab1c531 (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - SiNさん» しんさん〜!占ツクの方までコメントを頂けるの嬉しい〜!(泣)最後まで飽きないようにリメイクしつつ頑張ってますのでよければ最後まで読んでやってください★ (2021年5月11日 7時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
SiN(プロフ) - 何度読んでも素敵な作品です(T ^ T) (2021年5月10日 22時) (レス) id: aa020c6be2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:130号室 | 作成日時:2021年4月25日 22時