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気づけば教室に残ったのは私だけ。
ここに居たって何かがどうにかなるわけじゃないのに。
帰ろう。
そう思って立ち上がったとき、ある物が目に入る。
これ…テヒョンくんの財布とビニール袋。
斜め後ろの机にあるそれは、私が何度も目にした物だった。
財布をこんなところに堂々と置くなんて何かあってからじゃ遅いのに。………いや、待て。
これは……チャンスなのでは？
廊下の先の方で聞こえる生徒達の笑い声。
……今私がテヒョンくんの袋にこっそりチョコを入れても誰にもバレないし、これだけ沢山貰っているなら当然テヒョンくんも気づかない、はず。
誰も居ないのを分かっていながら足音を立てないようにゆっくりと進む。
手に持つ小さな箱を、半開きになっているビニール袋の中へ…。
「直接くれないの？」
『！！！』
ガタッ
驚きのあまり、声も出せずに手からするりと落ちたチョコの音が教室内に響く。
誰の声かなんて、当たり前だけど分かってる。
だからこそ声のする方を向くのが怖くて、まだ床に落とされたままの物を見て俯いた。
TH「…それ、俺にくれるんだよね？」
『…ぇ、ぇっと、…』
ローファーが地面を擦る音。
自分の髪の毛で、その顔は見えなくても大きなローファーが見えて。真横にテヒョンくんが居ることを感じる。
TH「…俺、ずっと待ってたのに」
『…え？』
見上げた先には、どことなく悲しそうな表情のテヒョンくん。
…待ってた。って…どういうこと？
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130号室(プロフ) - ナツさん» わーい！！いかに皆様の表表情筋を緩くさせるか必死だったので大成功です（笑）クリスマスを…それは、私の負けですね(？)別サイトとの事ですがお互い素敵な作品を作っていきましょうね♪読んでくださりありがとうございました！♪ (2021年2月23日 11時) (
レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - 花帆さん» 花帆様、続けて此方にもコメント嬉しいですっ！甘ったるい時間を作りたかったのでそう言っていただけて幸せです♪こちらこそ読んでくださりありがとうございました♪ (2021年2月23日 11時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - すっごく面白かったです！微笑ましくて終始表情筋ゆるゆるでした笑安心してください！別のサイトですが私はこの時期にクリスマスを書いてます！！() (2021年2月23日 0時) (レス) id: d5650580fd (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました♪どのお話も可愛かったですv(*´艸｀*)特にジミンとテテのお話好きです！きゅんとしましたっ///書いて下さってありがとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ (2021年2月22日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
130号室(プロフ) - ミサモさん» ミサモ様！キュンしてしまいましたね！？(？)最高だなんて言ってもらえたら頑張れます〜(泣)ありがとうございます！！ (2021年2月18日 11時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：130号室
| 作成日時：2021年2月16日 22時
