STORY 35 ページ35
.
いや…。
「ありえないでしょ」
私は鼻で笑ってしまった。
だって言葉の通り、ありえない。
ホソクとはもう何年もの仲で
ユンギのようにカラダだけの関係だった人の話も
ソクジンのような彼氏の話もした。
カラダだけの関係を持つ人がいると言えば嫌そうな顔をしたし
彼氏ができたと言えば自分のことのように喜んでくれた。
だから、
「ありえなくないよ」
「……え?」
「だってA、ホソクさんの恋愛話聞いたことないでしょ」
「………」
言われてみれば、そう。
明確には聞いた事ないというか…教えてくれない。
今は恋愛する気が起きないだの
タイプの人が居ないだのって。
だからホソクはきっと、別に恋愛に
興味が無いんだなって思ってた。
「好きな人の幸せが、1番でしょ。
だからきっとホソクさんはAを困らせたくなくて
言わないんだし、Aに彼氏が出来たら
辛くて苦しくても、祝うんだよ」
「……なら、私、最低じゃん」
人の気持ちも考えずに
ペラペラ自分の恋愛事情語っちゃって。
ホソクはどんなことを考えて
私の話を聞いていたんだろう。
膝の上に置いていた手がゆっくり握られて
テヒョンの長い指と絡まった。
「それからね、Aに言ってなかったけど
ホソクさんとは前にも話したことあるよ」
.
2113人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
130号室(プロフ) - 花帆さん» 花帆様ありがとうございます〜!シスコンジミンは私も結構お気に入りなんです(笑)最後まで読んでくださりありがとうございました!♪ (2021年2月23日 11時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!シスコン弟ジミンめっちゃ可愛いです/// テテの天然ながらも夢主さんを元気付けようとするところや告白のところにきゅんとしました(*´艸`*)ハッピーエンドで面白かったです!完結おめでとうございます! (2021年2月22日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:130号室 | 作成日時:2020年11月20日 20時