STORY 32 ページ32
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「あら、彼氏さんですか?」
「こんにちはー、Aの彼氏です」
「へー…A彼氏居たんだな」
「………」
ユンギが少しずつ私に近づいて
私とテヒョンの前に立った。
「A、この人は?」
「…私の職場の部長…」
「あーそうだったんだ。
Aがいつもお世話になっておりますー」
テヒョンの声は心無しか低く
その目はいつものような温かい目では無くて。
「…A、いつから彼氏なんか出来てたの?」
「2ヶ月くらい前だっけ?
まだまだラブラブなんすよー」
「…へえ、そうなんだ。
君、仕事何してるの?」
「部長ってそんなプライバシーな
ところまで介入してくるんですか?」
「あ?」
ユンギが少しだけ顔をしかめる。
ユンギに気づかれないように
テヒョンの脚を軽く叩くと、その手が握られる。
「ちょっ………」
「俺が働いてなかったらどーします?」
「…そんなん決まってんだろ。
Aと別れろって言うよ」
「何でですか?
部長さんはAの彼氏でも無いのにー、あ、それとも」
ユンギに近づくテヒョンは
少しだけ首を傾げて見下ろす。
「Aのセ フレだったとか?」
「…っ!お前っ…」
「ユンギ?そろそろ行かないと特売終わっちゃうよ」
「……ああ、ハヨン、今行くよ」
ユンギはテヒョンをきつく睨んだ後
ちらりと私を見て、そのまま奥さんの方へと歩いて行った。
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130号室(プロフ) - 花帆さん» 花帆様ありがとうございます〜!シスコンジミンは私も結構お気に入りなんです(笑)最後まで読んでくださりありがとうございました!♪ (2021年2月23日 11時) (レス) id: e48cc29190 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 一気に読ませて頂きました!シスコン弟ジミンめっちゃ可愛いです/// テテの天然ながらも夢主さんを元気付けようとするところや告白のところにきゅんとしました(*´艸`*)ハッピーエンドで面白かったです!完結おめでとうございます! (2021年2月22日 2時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:130号室 | 作成日時:2020年11月20日 20時