恋を忘れた私と知りたいジョングク

ヒーローの正体 ページ38

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NJ「ヌナ、昨日は大丈夫だった？」




ナムジュンのメイクをしていると
私の顔色を伺うように上目遣いで聞いてきた




『あーごめんごめん！全然平気だから！

危うく認知症の始まり始まりかな〜って思ってたけど』


NJ「何かあったら言ってね

僕は絶対にヌナの味方だから」


『な、な、…ナム〜〜〜〜〜』




嬉しくてナムジュンのえくぼを
さすさすと指で触るとめちゃくちゃ苦笑された


でも、メンバーに迷惑をかけるわけはいかないから
これからは今まで以上に頑張らないとな！




『よし、ナムジュン終わり』




次はジョングク


…私はあの場面を見ていたけど
実際の会話は昨日の帰る直前が最後


一度自分の両頬を叩いてから
ジョングクの座る椅子まで向かって歩く




『…ジョングク、メイクするよ』


JK「あ、うん」




立ち上がると私の後ろを歩いて着いてきて
メイクする椅子に座る


なんか…気まずい


いや、私が悪いんだけども




JK「ヌナ、メイク道具見つかってよかったね」


『…え？』




よかったって、見つけたのジョングクじゃんか




JK「スタッフさんが見つけてくれたんでしょ？」


『……ん、昨日は酷い言い方してごめんね』


JK「…僕は平気だよ？」


『それから、ありがと』


JK「僕は何もしてないよ笑」




ああ、ジョングクは優しいな


自分が見つけたってわざわざ言わないんだ


そんなの……ズルい









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