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『ねえ、ほんとにディノに会ったの?SEVENTEENの!?』

お互い少し落ち着いて、恥ずかしい気持ちと、なんだか嬉しい気持ちを、隠しきれないでいる空気感の中、Aが口を開いた。

「あー、俺もびっくりしたんだけど、あれは間違いなくディノだった」


Aは俺が書いた日記を開いて、
不思議そうな顔をしていた。


『…そんな偶然ありえるかな…』

「え?それってどういう…」

『…あんな時間に、しかも一人で…向こうから声をかけてきたなんて、いくらスニョンのことが印象に残ってたからってそんなこと…』

「………偶然じゃなくて、必然、だった…?」

『スニョンが元いた世界に戻るためのヒントなのかもしれない、』

「ディノが…?」

『というか、SEVENTEENが』


訳がわからない俺の頭にはハテナが浮かぶばかり。


『私もよくわからないけど、とにかくSEVENTEENに会えないかな!?会ってみたら、こう…上手く言えないけど、何か起こるかもしれないし…!』

「…事務所行ってみる…?俺、前に事務所入ろうとしてスタッフにめちゃくちゃ厳しく注意されたんだけど…」

それ以降、事務所に近づいていない俺は、あまり乗り気ではなかった。

正面からお前は無関係の人間だと言われることの辛さをもう味わいたくなかったから。


『大丈夫、私がいる。今のスニョンは一人じゃない。
何か一つでも可能性があるなら、試してみよう』


俺が今度は大丈夫だと言う番だと思っていたのに、またAの言葉に助けられた。


「……うん、ありがとう、A。
行こう。」




俺はもう一度、
事務所へ向かった。

今度はAと一緒に。

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ぽん - 初めまして◡̈⃝︎ホシを推していて、ホシが好きでこちらの小説を読んだのですが、感動しました。最後のシーン涙が出ました。沢山ある小説の中でこの作品が一番好きです!他の作品も読みたいです。ありがとうございました ; ; (2022年8月20日 15時) (レス) @page36 id: 33f90bf03f (このIDを非表示/違反報告)
じゅな(プロフ) - こんにちは。お久しぶりです^_^この物語に感動いたしましたものです。ストーリーと言い、なんといい、ほんとに作者様の才能がもう…(*´ω`*) 最後には感動して涙が出てしまいました。これからも応援してします!!頑張ってください^_^ (2020年12月26日 14時) (レス) id: c9ab294052 (このIDを非表示/違反報告)
ままむの盗賊 - させられました。私ももう1人の平行世界の自分がいるかなとか思ったり。面白かったです! (2020年12月10日 1時) (レス) id: 0c147f983f (このIDを非表示/違反報告)
ままむの盗賊 - 追加ですみません。一般大学生のホシくんはダンスを始めるきっかけになった。アイドルのホシくんはアイドルのホシとして生きていたら体験できないものを堪能できた。お互い入れ替わって大切なものを手に入れられたんですね...感動。パラレルワールドについて考え (2020年12月10日 1時) (レス) id: 0c147f983f (このIDを非表示/違反報告)
ままむの盗賊 - はじめまして!みなさん言ってるんですけど中々見ない設定で、タイトルに惹かれて読みました。書き方が上手であ〜と思う場面も多々あったり、感動したりとてもいい作品でした!読めて良かったです (2020年12月9日 19時) (レス) id: 16acb9df05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いよ | 作成日時:2019年5月19日 22時

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