6。 ページ6
「おかしくない？」
まだクラス替えをしたばかりで教室内が少しふわふわした雰囲気に包まれている中、昨日のジフンの疑問が疑問でしかない私の周りは負のオーラでいっぱいだった。
「いくら幼馴染みでもさ！？そこはちょっと意識するじゃん！だって幼馴染みである前に男と女だよ！？」
SY『意識されてないだけじゃない？』
私の前の席の…誰だっけ、名前はまだ覚えてないけど、たぶん女の子の席に座って、まだ2時間目が終わったばかりであるのにパンを頬張っているスニョン。
「…え、だって両思いなのに？？」
SY『思い込みなんじゃない？』
「はあ！？家が隣同士、幼馴染み、仲が良い、好きになったきっかけのエピソードが素敵すぎる、え、こんなに好条件が揃っていて両思いじゃないなんてことある！？」
SY『あるんじゃない？』
「恋愛未経験のお子様ではお話にならないわ。はい、退場」
SY『ジフナに確認してみろよ』
「私のこと好きかって？」
SY『うん』
「好きに決まってるじゃん」
.
.
WZ『好き』
確認するまでもないじゃん！！！！スニョンのバーーカ！！！バーカバーカ！！！ジフンと私は両想いですー！！！結婚するんですーー！！！
「私もすき！！！！！」
WZ『好きか嫌いかって言われたら、好きなほうに入る』
……ん？
WZ『好きだけど、恋愛とかそういうのじゃない、おまえもそうだろ？』
………へ？
WZ『兄妹みたいなもんじゃん』
…………きょ、うだい…？
WZ『もういい？そろそろ授業始まるから早く教室戻れよ、あ、あと今日放課後部活に顔出すから一緒に帰れない』
.
.
『いきなり！街頭インタビュー！あ、あそこのベンチに座ってる女子高生にお話聞いてみましょう！こんにちは〜！今お話聞いてもいいですか？？最近あったおもしろエピソードあったら教えてください〜！！』
「………違ったんです。」
『…はい？？』
「絶対絶対、絶対両想いだと思っていた彼に、好きか嫌いかって言われたら、好きなほうに入る。好きだけど、恋愛とかそういうのじゃない。兄妹みたいなもんじゃんって、そう…言われたんです……」
『あー、えっと……』
「今、頭の中が大混乱してます、何も考えられなくて、学校も早退しました………」
『あ、ありがとうございました〜っ！！！』
ありえない。
だって、絶対同じだと思ってたのに。
ジフンも私も同じ気持ちだと思ってたのに。
全然両想いなんかじゃなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1425人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
