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「…これ、」
ジアンちゃんが持っていたのは、私とジフンの写真だった。ただの写真ではなくて、体育祭の保健室での写真。
窓の外から撮られたであろう写真には、私がジフンに抱きついてる様子がバッチリ写っていた。
JA『それ、学校中にばらまい、』
「よく撮れてるね！！！あとで何枚かもらってもいい！？！？」
素晴らしい写真である。えー、何時間でも見てられるこの写真〜〜！！ナイスショット〜！！！
JA『違います！！！A先輩にあげるために撮ったわけじゃありません！！！これ、学校中にばら撒きますから！！』
「…………ん？え？ばらまく？なんのために？ていうか、撮ったって、え？」
色んな情報が一気に頭の中に入ってきて、追いつかない。ジアンちゃんは怖い顔して、私に何を言ったの？？
JA『体育祭抜け出して、保健室でそういう行為を行っていた、なんて特進クラスで成績トップのジフン先輩に傷がついちゃいますね』
「…え、ちょっと待って、そういう行為っていう、それ、何もしてないんだけど！？こんな写真ばらまいたところでそんな嘘っ…！」
JA『先輩たちがいくら否定しても、この証拠がある限り、ありとあらゆる噂や嘘はたくさんの尾びれを付けてどんどん広がります。どれだけ否定しても信じてもらえないほど、たくさん』
「……そんなの、」
JA『この写真のせいで、ジフン先輩が困るのは考えなくてもわかることですよね、』
「…………」
JA『ここまで言えばさすがのA先輩でも私が何言いたいのかわかりますよね？あ、ちなみにこの写真、体育祭で様子のおかしかったジフン先輩を追いかけてたらこの場面に遭遇して、あまりにも頭にきたんで思わず撮っちゃいました』
ジアンちゃんの考えに、暴露に、何も言うことができない。
JA『体育祭の直後に振られちゃいましたけど、あの時まだ私と付き合ってたんですよ？私と付き合ってるって知ってるのに、この人、私の彼氏に何してんのって、』
心臓の音がおかしい。
どんどん大きくなる。
JA『この写真ばら撒かれたくなかったら、ジフン先輩に二度と近づかないでください。』
言われると思っていた言葉が、さっき言われた嫌味の何倍も鋭い刃になって刺さる。
JA『好きな人に迷惑かけたくないですよね？ジフン先輩を困らせるようなこと、したくないですよね？A先輩が我慢すればいいだけです、わかったら、私の言ったこと、守ってくださいね、』
ジアンちゃんは私から写真を取り上げて、笑顔を見せた。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
