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MG『……始まった。じゃないですよ!!!なに始めてんですか!!意味わかんない!はあ!?なんでそうなるの!?』
「…冷静に考えるとそうなるのかもしれない、でも!でもね!それできゅん指数が100になればジフンが私と付き合ってくれる可能性が出てくるんだよ!?」
MG『何度聞いても意味わからない、そもそも何ですかきゅん指数って!!!聞いたことないんですけど!2人してなにやってんすか!中学生の恋愛ごっこじゃないんですよ!!』
高校付近にあるこじんまりした人気のカフェにミンギュの苛立ちが響く。
MG『完全にジフン先輩はA先輩のこと好きだし、ジフン先輩が彼女と別れるっていうなら、なおさら!なんでそうややこしい道に行くかな〜…ジフン先輩恋愛に関してはポンコツすぎるだろ…』
「そこがまたジフンの可愛いところなんです」
MG『わかんねー、そんな関係イラつくだけだと思いますけど!!ていうか勝算はあるんですか』
「…勝算…?」
MG『そのきゅん指数とかいうわっけわかんない数字を稼ぐために、何か考えてる作戦はあるんですか!』
「…………」
MG『バカ。ほんとこの先輩バカ。』
「ちょ、人のことバカバカってねー!あ、そうだ、ずっと気になってたんだけど、今日、なんであんなことしたの?」
MG『あんなことって…体育倉庫で?』
「うん」
MG『ジフン先輩がこっちに歩いてくるの見えたから、どうせなら嫉妬爆発させてやろうと思って』
「…ほー、なるほど……あ!じゃあミンギュに協力してもらってどんどんイチャイチャして…!」
MG『嫉妬=恋愛感情ではないってはっきり言われたのに、嫉妬稼ぐのは違うと思います、却下』
「あ、じゃあ色仕掛けは!?私の色気でジフンをっ…!」
MG『ちょっと何言ってるかわかりません』
「もっと意識させるためにめちゃくちゃ避けるとか!」
MG『それ前にやって失敗してジフン先輩に彼女できたこともう忘れたんですか?脳みそ空っぽですか?』
恋愛上級者ミンギュ先生の前では私はただの落ちこぼれ生徒である。こてんぱんに反論されて、どんどん生気がなくなる。
「教えてください、ミンギュ先生」
MG『今回ばかりは手に負えません。』
「そ、そんなあ!」
MG『ジフン先輩のこと、もう一度よく考えてみてください、じゃ、今日は先に帰ります』
ミンギュは帰り際爽やか笑顔を見せて、意味深な言葉を残して帰って行った。
ジフンのことも、もう一度よく…考える……
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー!!でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…!!てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます!!!うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです! 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いよ | 作成日時:2018年7月17日 14時