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WZ『俺はおまえのこと一番親しい存在として認識していたから、その位置がほかの誰かに奪われて、それに嫉妬していただけかもしれない、』
「…ちょ、ちょっと待って、落ち着こう」
WZ『落ち着いてる』
恋愛初心者2人による、地獄のような、答えの見えなさそうな話し合いのはじまり、はじまり。
「でっ、でもさ!ほら!さっき!私に気持ち伝えた時、耳赤くなってたし!私の前であんな風に照れることなかったじゃん!それが恋愛感情である証拠じゃない??」
“……別におまえが誰と何しようが俺には関係ないことなのに、気になる、気になって仕方ない”
WZ『そりゃ、あんな恥ずかしいこと真顔で言えるやつがいるか、』
「あっ!さっき私がジフンに抱きついた時!どう思った!?」
WZ『…んー、Aだって思った』
なにその感想っ……!!!なにその可愛い感想はっ……!!意味わからないけど、たまに出るそういうおとぼけジフン嫌いじゃないよっ…!!!
「……つまり、まとめていいですか、」
WZ『はい』
「私とミンギュが一緒にいるのはムカつく、嫉妬する」
WZ『…うん』
「私のこと、以前より意識してる』
WZ『たぶん』
「でも、この気持ちが恋愛感情かどうかはわからない」
WZ『うん、』
「彼女と別れる気は?」
WZ『こんな気持ちのまま付き合ってたら申し訳ないから、ちゃんと言うけど、別れたからおまえと付き合うかって言われたら、わからない』
聞きたいことが一気に全て返ってきて消滅。わたし、消滅。ミンギュ…この人思ってた以上に頭の中が見えない、想像できない…
特技イジフンに関すること全般、である私がどんどん薄れていく。全然ジフンのことわからない。
なにこのややこしい脳みその持ち主は……
「ジフンが私と付き合いたいって思うようになるには、どうしたらいい」
WZ『…それ本人に聞くの?』
「遠回しに聞いてどうする、答えは本人しか知らない」
WZ『…確かに』
「私はジフンのこと大好きだよ」
WZ『…17パーセントくらいかな』
「…え、なにが17パーセントなの、」
WZ『おれが、きゅんってした数字』
「………1億2千パーセント」
すごい、すごいよ、たった三文字で私のきゅん指数を1億2千パーセントゲットできるなんて、すごいよ。
「それが100になれば私にも可能性ある!?」
WZ『たぶん』
「わかった、100目指す!!!!」
WZ『頑張れ』
こうして私のイジフンきゅん指数100パーセント超えを目指す戦いが始まった。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー!!でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…!!てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです!更新楽しみにしてます!! (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます!!!うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです! 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いよ | 作成日時:2018年7月17日 14時