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スニョンが教えてくれた。
ジフンの彼女はジフンと同じ天文部の一年生の女の子だって。
天文部は特進クラスが優先的に入れる部活で、私も入部希望を出したけど、私の時は希望人数が多くて入れなかった。
ジフンの彼女は特進クラスの優秀な女の子。
…私みたいに、バカで、何の考えもなしに好きだとか、可愛いだとか、そんな言葉を口にしない、そんな女の子なんだろうな。
ずっと会ってなかったジフンを前にして、私は何を口走るんだろう。でも、なんか、居ても立っても居られなかった。
どうしても、直接顔を見て言いたかった。
ジフンに対してこんな感情を抱いたのは初めてだった。震える手足と、大きな心音。意を決して天文部の部室の扉を開けた。
.
.
WZ『…A？』
ジフンと、その彼女が、二人で仲よさそうに笑い合ってた。その笑い声がピタリと止んで、二人の視線が私に向けられる。
ジフンのとなりにいるジフンより小さくて可愛いショートカットの女の子。
「………髪長い女の子のほうが好きって言ってたくせに」
WZ『…え？なに？てか、どうしたの、』
馬鹿みたいに伸ばしてた私の髪が憎い。
今すぐハサミでバッサリ切りたい。
「…彼女、可愛いね！」
今作ることのできる最大の笑顔で言った。
WZ『え、あ、スニョン…？』
「うん！全部聞いた！同じ天文部で、一年生の女の子だって！ジフンより小さくて可愛いね！」
私はジフンと同じくらいの身長で、少しでもかかとのある靴を履いたら抜かしちゃうから、そういう靴は一足も持ってなかった。
WZ『身長のことは別にいいだろ！』
可愛い彼女がジフンに聞いた。
誰ですかって。
WZ『幼馴染み』
ひとこと。私の説明はひとことで終わった。
そしたら彼女が“いいな〜！幼馴染み！そういうの憧れます”って。
じゃあ変わる？？ジフンの幼馴染みになる？？憧れるなら変わろうよ。私はどんなに頑張ってもあなたの場所には行けないから。
幼馴染みって一番近くて、一番遠いよ。
兄妹だからどんなに頑張っても付き合えないよ。
「知らなかった」
WZ『だっておまえ、全然会おうとしないから』
「少しも、ほんの少しも、気にならなかった？」
WZ『そりゃ、どうしたのかなとは思ったけど』
「どうしたのかなとは思ったけど、ほっとけばまたあいつから会いに来るだろって？」
WZ『…まぁ、』
まだ笑顔でいる元気はあった。
でも、その元気をジフンに踏み潰された。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
