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「ミンギュ？」
MG『じゃあ、もっと嫉妬させます？』
「…え？」
ミンギュの顔が近づいた。一瞬のうちに。
「…え、ちょっと、何やってんの」
ミンギュの肩を押してみるけど、私たちの距離感は何も変わらなくて。私の背中は体育倉庫の壁にぶつかった。…なにこれ、この距離感は今まで体験したことがないし、これからも体験することはないと思ってたんだけど、
「…これ、何の罰ゲーム？」
MG『…少し空気読んで黙ってくださいよ』
どんどん近づくミンギュの顔。…お？え？これ、もしかして、もしかすると、え？
「え、ちょっとミンギュっ！？」
MG『黙るところですよ、A先輩』
顔を背けようにも、ミンギュの腕で固定されてしまい、逃げ場がない。ちょっとちょっと！この大型犬は何してっ！！彼女！彼女いるじゃんあんた！！
心の中ではペラペラ話せるのに、言葉が出てこない。
やばい。
目をぎゅっと瞑った。
.
.
その瞬間、目の前にあったミンギュの影が無くなって、少しの恐怖から解放された。
WZ『何してんだよ』
ジフンがさっきまで私の頭を固定していたミンギュの腕を掴んでいた。
「…え、なんで…」
MG『あーあ、いいところだったのに、邪魔しないでくださいよ』
WZ『こいつは、おまえみたいなやつが弄んでいい相手じゃないから』
MG『弄んでんのはどっちですか』
……なんでジフンが。ていうかなにこれ。目の前で起きていることを脳が上手く処理できず、混乱している。
「…あ、あの、えっと、」
WZ『おまえも！付き合ってない相手にこんなことされてんじゃねえよ』
「へ？あ、いや、」
WZ『行くぞ』
ジフンに手を引っ張られて、私はまたどこへ行くのかわからない後ろ姿についていく形になった。
MG『俺の競技まだ残ってるんで早めにA先輩返してくださいねー！』
後ろからミンギュの声がした。
私はまだ頭の中が混乱したまま。
ただ流れて行く場面に必死について行く。
ジフンの足は保健室で止まった。
WZ『…誰もいない』
「そりゃ、外のテントで先生もみんな待機してるからだよ…」
WZ『あ、そっか』
「怪我したの」
WZ『うん、』
誰もいない保健室。
ジフンはそばにあった丸椅子に腰掛けた。
WZ『保健室向かってたら、見かけて』
見かけてっていうのは、たぶん、さっきの私とミンギュのこと。
WZ『気付いたら…』
「…消毒液、あるよ」
WZ『…聞けよ』
「…はい、絆創膏」
WZ『邪魔だった…？』
ジフンの声が少し小さくなった。
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るる。 - この物語を読んでから、いつも以上にウジ君が頭から消えなくなりました。最高です。これからも、読ませていただきます! (2018年8月5日 12時) (
レス) id: 05d4b4e0c2 (このIDを非表示/違反報告)
ウジ(プロフ) - 待って待って…………ジアンちゃんめちゃんこムカつくーー！！でもこの物語に出てくるジフナが可愛いからこれからも見にきますね…← (2018年8月5日 1時) (レス) id: 3e4a028e58 (このIDを非表示/違反報告)
美織(プロフ) - 展開が面白すぎ…！！てかジアンちゃん聡明なふわふわかわいい系女子だと思ってたらだんだん悪女感でてて事案ですね。(( ほんとに面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月4日 23時) (レス) id: 44de3c0285 (このIDを非表示/違反報告)
まゆか(プロフ) - いつも楽しみにしてます！！！うじほんとに可愛すぎです、、 (2018年7月31日 13時) (レス) id: 020b3abba6 (このIDを非表示/違反報告)
りりこ(プロフ) - マジで面白いです！ 更新頑張ってください(w^ ^w) (2018年7月29日 15時) (レス) id: d9ed75bc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2018年7月17日 14時
