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JK side



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YR『えっと、さっき挨拶してたジョングクくんだよね?3年生のユラっていいます、よろしくね』

ダンスサークルの新歓で、
はじめてユラさんに会った。

目が離せなくて、
頭がぼーっとして、
顔が赤くなって、

はじめてだった。
こんなにわかりやすく恋に落ちたのは。

恋に落ちた衝撃と嬉しさと、よくわからない感情でその日はたぶん上機嫌だったと思う。

連絡先を教えてもらって、
何回か二人で遊んで、

そのうちに気づいた。
ユラさんに好きな人がいること。

そして、その好きな人は結婚しているということ。

YR『…またドタキャンされちゃった』

JK『会うのやめればいいじゃないですか』

YR『言うのは簡単だよね』

JK『奥さんいるんですよ、子供も』

YR『知ってるよ』

JK『早く、やめてくださいよ、それで、俺と付き合ってください』

YR『本気で言ってる?』

一番最初の告白は軽く笑われて流された。

二回目の告白は、
ちょっと考えてみるって言われた。

三回目に伝えた時は、
ごめんねって言われて、

もう言わないと決めていたら、
向こうから会いに来てって連絡がきた。

そこからだった。
俺とユラさんがそういう関係になったのは。


ユラさんがあの人に会えなくて寂しい時、
あの人にドタキャンされて寂しい時、
既婚者ってことを思って寂しくなる時、

俺はユラさんのそばに居られる。

寂しいが、愛しいに変わればいいのにって思うけど、そう簡単にはいかないみたい。


俺がそう思うのと同じように。


気づいたら自分も募っていた寂しさを消化するようになっていて、

Aに会って、
癒されて、
Aといる時は
何も考えないでいいから落ち着く。

自分のことを好きでいてくれている人がいることの安心感っていうのがすごくて。

これもまた、一種の薬みたいなもの。

もう、手放せなくなっていた。


気づいたら泥沼で。
抜け出せない深さまで俺は浸かってしまっていた。




.


.




TH『…Aはおまえのこと、本気で好きだよ』

JK『俺も好きですよ、Aのこと』

TH『…あのなぁ、だから』

JK『自分でもおかしい、歪んでるってわかってますから。』

TH『それなら、』

JK『Aが俺を受け入れてくれる限り、俺は甘え続けます、Aの優しさに』



受け入れてくれる限り、じゃなくて、
無理やり受け入れさせてるってことも、
全部わかってる。

卑怯ってことも
わかってるけど、

そうしないと俺がダメになるんだ。

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anchun(プロフ) - 本当に面白過ぎます!続きが気になって仕方ないです😭胸がドキドキが止まらないです (2022年3月3日 19時) (レス) id: 487e998396 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - ぬお、、なぜ更新がああああすっごいいいい (2021年5月8日 20時) (レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
_tunputo_(プロフ) - めちゃくちゃ気になるとこで泊まってるぅぅぅうって声出して言ってしまいました。笑 (2021年2月27日 10時) (レス) id: 993cb3d94d (このIDを非表示/違反報告)
ちりちり(プロフ) - この作品が大好きです。 (2020年12月16日 18時) (レス) id: 9e4bd772c5 (このIDを非表示/違反報告)
そわいぬ - この作品1番更新楽しみにしてます。。うう。。( ; ; ) (2020年10月24日 9時) (レス) id: 6e2414b0f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いよ | 作成日時:2018年3月15日 1時

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