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BH『うげ〜…気持ち悪い…』
「ちょっと…もう少しでエレベーターだから頑張って」
お酒弱いのに昨日あんなに飲んだからか、頭痛と気持ち悪さをまだ抱えてるベッキョンくんをしぶしぶ支えて出社した。
BH『…あ、俺、健康のためにエレベーター使わないって決めてるんで階段で行きます…じゃ、』
「バカじゃないの！？こんな時に何言ってんの！？そもそも健康云々言ってんだったら昨日あんなに飲まなきゃいいのよ！まったくそういうところがっ…」
私の説教にやられたのか、ふらついたベッキョンくん。
「あ、ちょっと…」
JI『おはようございます。』
ベッキョンくんの反対側の腕を持ってくれたのは、ジョンインくんだった。
BH『今の登場の仕方、百点満点。』
JI『こんなになるまで飲まなきゃいいのに。仕事に支障をきたさないように気をつけてくださいね。』
ジョンインくんがチラッと私の方を見たのがわかった。
でも私は見れなくて。
自分と飲みに行くのは拒むのに、ベッキョン先輩とは簡単に行くんだっていう読んではいけない心の声を読んでしまったことと、今朝の夢を思い出して頭の中がカーニバル状態だったから。
そのまま三人でエレベーターに乗り込む。
三階で降りるベッキョンくん。
BH『じゃ、先輩また後で〜！ジョングク先生にもよろしくね〜…うぷっ』
青白い顔で手を振ったベッキョンくんの声がエレベーターの扉が閉まり、完全にシャットアウトされる。
…と、同時に訪れる気まずいエレベーターの始まり。
JI『…ジョングク先生って？』
「え！？あぁ、私の弟…」
JI『……あぁ、ダンスシューズの…』
詐欺事件に結びついて、なんとも言えない空気が漂う。
…世界で一番気まずいエレベーター。
「…あ、あのさ、ジョンインくんっ…！」
聞くなら今、と少しでも思ったのが間違いだった。
JI『…これからは、』
私の言葉を遮るようにかぶせられた言葉は、いつものジョンインくんの暖かさをこれっぽっちも感じられなかった。
JI『…なるべくAさんに馴れ馴れしく話しかけないように気をつけますから。』
タイミングよく開いたドアからぺこりと頭を下げて出て行ったジョンインくん。
今朝、あんな夢を見た自分を殴りたくなった。
あんな状況になれるほど、もう私とジョンインくんの距離は近くないのだ。
…全部私が招いたことなんだけど。
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じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
