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BH『なんだ〜！じゃあ何もないんじゃないですかー！つまんない…』
仕方なくあの日の出来事をベッキョンくんに話した。返ってきた反応は予想通りだった。
「だから何もなかったって言ったでしょ〜？まったく…」
BH『でも、それってジョンインかなり攻めてますよね。』
「…え？」
BH『いや、だって彼女と同棲してる部屋にA先輩を連れてきたんですよ？』
「…前々から彼女が帰ってこないこと知ってた、とか…」
BH『それでも一晩ですよ？彼女さんがいつ戻ってくるかもわからない状況でそんな堂々と…』
彼女がいることで解決していた私のジョンインくんへの恋心の否定が再びグラグラと揺れ出す。
「…いや、でもそんなこと日常茶飯事でばれた時の対処法がバッチリ！…とか…」
BH『…ピュアで出来てて天使の輪と羽がついてるジョンインがそんなことするとでも？』
数時間前の私の痛い発言を真顔で突きつけてくる。…こういうとこ鬼畜よね。
JK『そもそも彼女なんていないんじゃ？』
私たちの座っているソファーの後ろからバスタオルをかぶったジョングクがひょこっと顔を出した。
「うわ、びっくりしたぁ…え、てか、何、聞いてたの？」
JK『おもしろそうだからちょっとね〜』
無理矢理私を隅に追いやり隣にどかっと座る。
BH『でも大学時代から付き合ってる彼女がいるって…」
JK『作り話だったらどうします？イケメンくん、モテるみたいだから、めんどくさくて嘘ついてるとか。』
「えー、そんな嘘漫画の世界じゃあるまいし、いくらなんでも…」
JK『俺、中学のとき使ってたよ、その嘘。まぁ、女子と話すの苦手ってこともあったし…つきまとわられるの嫌だったから…』
我が弟のキラキラスクールライフに若干の驚きと羨望。
JK『ベッキョンさんはイケメンくんの彼女、見たことあるんですか？』
BH『いや、見たことはないかな？』
JK『なら、その嘘ついてる説が有力ってことになりますね。』
「いやいやいや、そもそもなんでそんなことを考える流れにっ…」
BH『確かにジョングク先生の仮説が本当ならA先輩にひどいこと言われてへこんでたジョンインってのも辻褄が合う！』
「…なっ、何よ……」
二人の視線が同時に私に向けられる。
BH『確かめるしかないですね！』
JK『浮気相手じゃなくて本当の彼女になれるかもね！』
勝手に盛り上がる若い子たちのノリに私はどう頑張ってもついていけない。
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じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
