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「…ねぇ、子犬ちゃん。」
BH『わ、その呼び方久々！』
どうでもいいことでニコッと笑うベッキョンくんはほんとに子犬みたい。
「…ジョンインくんってピュアで出来てると思うの」
BH『ぶっ！(笑)…またぶっ飛んだことを…』
「ジョンインくんの後ろ姿に天使の輪と天使の羽を見たの」
BH『……………』
「…きっとジョンインくんの前世は天使ね。」
BH『……………』
「善行な人を通り越して崇拝対象になりそうな勢いだわ」
BH『……A先輩』
子犬ちゃんはジョッキ(小)をテーブルに、左手に持っていた枝豆をお皿に置いて私と向き合う形に座り直した。
「…痛っ！！」
BH『疲労と目の衰えにはこのツボがいいらしいんですよ』
唐突に私のこめかみをグリグリ押し出したベッキョンくん。
「痛いってば！！！」
話し声と笑い声が充満してる居酒屋に私の叫び声が響いた。
「も〜…いきなりなにすんのよ！ていうかツボとか言って適当でしょ！？」
BH『…先輩のこと心配してるんですよ？』
「こめかみグリグリが心配してる人のする行動！？」
BH『幻覚が見えておかしなことばっかり言う不思議系アラサーを誰が好みますか？』
…いきなりの正論登場に一気に立場が弱くなる。
「…そ、それは…」
BH『も〜、ジョンインのことホストだって言ったり天使だって言ったり、先輩は色々と忙しいですね』
ベッキョンくんは呆れ顔をして私を見た。
「……ジョンインくんは何も悪くないのになぁ…」
ジョンインくんの話になって数時間前の出来事が勝手に頭の中で再生される。
無意識に呟いていた言葉はベッキョンくんの耳に届いたらしい。
BH『…ジョンイン、へこんでましたよ』
「…え？」
BH『何があったのか知らないけど、A先輩が関係してるんですね』
“仲良くもない男と、そんな何回も飲みに行くの嫌ですよね。”
ジョンインくんのこの言葉を思い出して、昼間の自分の言動を深く後悔した。
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じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
