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JK『…姉ちゃん』
「…はい。」
ジョングクはソファーの上であぐらをかき、私は床の上で正座。
JK『…これ、立派な犯罪だよね』
「……はい。」
テーブルの上に置かれたピカピカのシューズを指差し、ジョングクは何の迷いもなく、私の汚い心を否定した。
JK『詐欺だよ、詐欺。わかってる？』
「…ま、まさかこんなことになるとは…計算ミスです…」
JK『はぁ…男関連で計算なんてしたことないヤツが無理してそんなことするからこういうことになるんでしょ？』
「…他に方法がっ…！まさかあの嘘を本気にするなんて思ってなかったから…」
JK『あーあっ、かわいそうにイケメンくん。姉ちゃんに好意持って親切にしてくれてるのに、まさか騙されてたなんて知ったらどんな反応するのかね〜』
ジョングクの頭に二本の真っ黒いツノが見える…今日は一段と悪…
JK『聞いてんの？』
「…は、はいっ、もちろんもちろん！汗」
JK『ちゃんと謝って、これ返すんだよ』
「…どうしようジョングク〜！！泣」
ジョングクに助けを求めて伸ばした手は見事に払いのけられた。
JK『…ま、いいキッカケになったんじゃない？』
「…え？」
JK『これでイケメンくんは姉ちゃんにいい印象を抱かなくなるかもしれないし』
「……あ。」
JK『貧乏っていう嘘つくより、今回騙されたっていうショックの方がイケメンくんにはダメージだと思うよ？』
「…………そう、だよね。自分のこと騙す女なんて…嫌だよね」
当たり前じゃんって言いながらジョングクはキッチンへと向かった。
そしたらジョンインくんはもう…私と飲みに行ってくれなくなる？
ランチ誘っても来てくれなくなる？
…あんな風に笑いかけてくれることももうない？
「…違うって…なに考えてんの…」
ジョンインくんには彼女がいて、私は所詮お金目当てで、微笑みながら言う胸キュンワードだって私に貢がせるためだって…
浮気相手にもならない最低ポジションに置かれそうになってるってこと、忘れちゃいけないのに。
「………それなのに…」
ピカピカに磨かれたシューズに、ジョンインくんの想いを感じて苦しくなった。
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じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
