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「…はぁ…」
何度目のため息だろうか。
かれこれ10分は玄関先に座り込んでる。
JK『あれ、まだいた！早く行かないと遅刻するよ？』
ジョングクは私の隣に座ってカラフルなスニーカーを履き始めた。
「…うん、行こう」
JK『あ、姉ちゃん！弱み握られてること忘れんなよ！イケメンくんは見た目天使の中身悪魔だから！じゃ！』
またも恐ろしい言葉を残して軽やかに出て行ったジョングク…
憂鬱な一週間が始まる。
.
パソコンの電源を入れてから数分、やって来ましたよ。…私の弱みを握った悪魔が。
JI『おはようございます』
いつもと変わらぬ挨拶をして、
SB『かっこいいわ〜』
私の周りにいる女性陣の目をハートにしていく。
「……あ、」
SB『なに〜？ミスった？』
「いや、なんでもない！」
ジョンインくんを見たら頭によぎった大切なこと。…ジョンインくんと飲んだ時、会計どうした？タクシー代は？汗
金銭面で借りは作っちゃいけない…！こればかりは曖昧にしておけない…
きちんと聞かなければ…！
ジョンインくんに渡すはずだった資料の上に黄色の付箋を貼り付ける。
【お金は？】
…露骨すぎるか？(汗)いや、長文で詳しく書いても誰かに見られたらアウトだし…これくらい簡潔のほうが…わかりやすいと思うし…
「……よし。」
弱みを握った悪魔、弱みを握った悪魔…頭でリピートをしてジョンインくんのデスクに向かった。
「…これ、次の資料です」
JI『あ、はい。…え？』
気づいた。
でも肝心なことに気づいてない。頭の上にハテナマークを浮かべたジョンインくんが私を見つめてくる。
うわ、可愛いー。
…じゃなくて。
「…この前、飲んだ時のお金…どうした？(超小声)」
JI『…え？あぁ(笑)それなら俺が払っておきましたよ』
「…え、うそ！？いくら！？汗(超小声)」
JI『いいですって！俺が誘ったんですし』
「…じゃ、じゃあタクシー代…」
JI『それも払っておきました。』
大きなタライが二つ同時に落ちてきた気分。なんたる失態。
「…あとで必ず払います…！汗」
JI『ほんとにいいですから。』
「…でも……」
JI『…あ、じゃあまた一緒に飲みに行ってくれませんか？』
「……へ？」
JI『その時は割り勘で(笑)』
私がお酒に頼ったのは正解だったかもしれない。お酒の入っていない私はこの上手すぎる会話術に惑わされて非常に混乱している。
ジョンインくん、ホストクラブで働いてたのかな。それとも現役ホストかな。
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じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
