15。 ページ15
『姉ちゃん、完全にそのイケメンくんのこと好きだよね』
…そうなのか？
JI『おはようございます』
…好きなのか、私は。
彼のことが。
『今日も眠そうだな〜！』
JI『…色々ありまして…』
たった一度一緒に飲んで、
すこーし親密になって、
すこーし優しくされただけで、
『女関係か？』
JI『違いますよ(笑)』
私はこんな簡単に惚れるのか。
SB『…おーい、ちょっと〜、A〜』
「…え？え、あ、何？」
SB『…いや、何？じゃなくて！さっきからずっとジョンインくん見てる』
「み、見てない見てない見てない！汗」
SB『…惚れちゃった？』
「違う！！！汗」
…思ってた以上に大きな声が出てしまい、私たちの周りにいる人たちからの視線を受ける。
「…スビンのバカ。」
SB『冗談に決まってるでしょ〜？ダメ男しか好きにならないAがあんな完璧イケメン好きになるとは思えないし。』
「……うん」
正論ですね。
SB『私と一緒に確実な幸せを手に入れよう』
「…何それ」
SB『いや、正直ね、この前ジョンインくんと一緒に飲んだじゃない？それで連絡先も交換してー…少しだけ今後の展開に期待してたわけよ』
「え、初耳」
SB『うん、言ってないから。だけど何の進展もないままいつもと変わらぬ毎日を過ごして気づいた。今更いばらの道は歩けないって』
「…いばらの道…？」
SB『よく考えてみなさいよ。私たちはもう30手前。年下の完璧イケメンくんに叶うはずのない恋をして振り向かれないまま無駄な時間を過ごし…』
「…う、なんか…心が痛い……」
SB『必要のない怪我をして体中ズタズタのボロボロ…そんな時間があったら私は将来安定、一定の収入を持つ、同年代もしくは年上の男をゲットするために自分を磨くわ。』
メモしたい。音声録音したい。
「…その通りだと…思います…」
SB『でしょ！？若い子たちは若い子同士でキャピキャピすればいいし、私たちは私たちで年相応の行動をすればいいのよ！』
久しぶりに感じた恋の予感はやはり勘違いのようだった。周りからのアイツのこと好きなんだろ圧力に押されてその気になりかけていたけど、やっぱり彼に対する感情は恋愛ではない。
…一気に頭の中がすっきりしてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2854人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じぇの(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎日チェックしますー！ (2015年11月25日 23時) (
レス) id: 911ac26ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとみ(プロフ) - 更新ありがとうございます！登場人物一人一人がうまく描かれていて本当にめっちゃ面白くてわくわくします〜TT！ジョンインくんに彼女がいないことを祈ってます！（笑） (2015年11月24日 18時) (レス) id: db7bd54a2e (このIDを非表示/違反報告)
ヘラ(プロフ) - 更新待っていました！！このお話になたんが可愛すぎで大好きです！！これからも楽しみにしています！ (2015年11月23日 22時) (レス) id: cf519f454a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 続きが読めて嬉しいです！ (2015年11月23日 16時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
wk(プロフ) - まってましたー！！更新嬉しいです！ (2015年11月23日 13時) (レス) id: baa6976490 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いよ
| 作成日時：2014年10月19日 19時
