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「 君は反省しているのか? 」
「 申し訳ありません 」
上司の説教は五分で済んだ。
私に構ってる暇もなく仕事をしないといけないから。
デスクに戻り、
パソコンにデータ入力をしていく。
集中しないと頭の中は
すぐにジョングクさんでいっぱいになってしまう。
会って一日しか経ってないのに、
彼のことを考えてしまうって、
本当にどうしちゃったんだろう……。
何度もキスされたせい?
あぁ、ダメだ。
全く仕事が手につかない。
「 おーい、聴こえてんのか? 」
「 は、はい! 」
頭の上からふってきた機嫌が悪そうな声。
「 気づくの遅い 」
「 すみません 」
「 お前、そんなスーツ持ってたか? 」
タイピングがとても早いことで有名なユンギさんだ。
噂だと、定時で上がるために習得したらしい。
仕事のことかと思ったら、
スーツのこと訊かれるとはね。
「 いや、これはですね…… 」
昨日会った男に借りました、なんて言えない。
いきなり高級スーツを着てたらおかしいと思うよね。
他の人たちにも怪訝な目で見られたし、
高級スーツは普通のスーツと質が違いすぎる。
「 私の母がくれたスーツです! 」
これならバレないよね?
「 それ有名ブランドの新作スーツ。
お前のお母さんが買ってくれたのか? 」
有名ブランドのスーツって
わかっていたけど、まさかの新作スーツ。
まず、そんな情報どこで手に入るの。
私が知らなすぎるだけのこと?
「 ……はい 」
目を合わせられない。
ユンギさんは、人の嘘を見抜くのが
得意って噂あるし、絶対嘘だと分かるだろうな……。
「 嘘だろ?
もしかして、社長の愛人になった? 」
やっぱり、嘘ってバレるよね。
「 そんなわけないじゃないですか! 」
「 あ、何でもない 」
何を言いかけたのか、気になるんだけど。
「 言いたいことがあるなら、言ってください 」
「 分かった。第二ボタン開いてる 」
言ってくれるのは有り難かったけど、
言葉がストレート過ぎる。
記憶を遡れば、すぐに思い出した。
あのときだ、
ジョングクさんにキスされて
ボタンを閉めるのを忘れていた。
「 これは、ジョ……
私が閉めるのを忘れただけです。 」
焦る私を見て、満足そうに笑い、
ユンギさんはデスクに戻っていった。
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ミルクティ(プロフ) - 更新、待ってます! (2017年12月27日 22時) (レス) id: e7d8c66711 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみに待っております!(*^ω^*) (2017年11月16日 14時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バブル | 作成日時:2017年2月1日 20時