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曖昧に笑って話を終わらせてしまうナムオッパの態度に気分が下がる。オッパはわたしと一緒に寝たくないんだ…
「ねぇ食べ終わったらなら席空けてよ」
「まだ食べてるんですー」
顔を洗って着替えてきたらしいジョングクがわたしの身体を押して無理やりナムオッパの隣に座ろうとするから、わたしも必死に踏ん張ってナムオッパの隣を死守する。
「ジョングギ、こっち空いてるから」
「…はい」
優しいナムオッパが向かいの椅子を引いてあげてジョングクを座らせてあげる。ナムオッパの言葉には素直に従うんだから！
「オッパ、今日はお昼少し時間あるよね？」
「そうだね」
「天気もいいしお散歩する？」
「Aがいいならする？最近出かけてなかったしいいね」
「したい！オッパとお出かけしたい！」
「何それ俺も行きたい」
ナムオッパとのデートの予定を取り付けている所に邪魔者チョンジョングクが乱入してきて、思わず舌打ちをしそうになってしまった。危ない危ない。ナムオッパの前でそんなはしたないことをしてはいけない。
「ヒョン、俺も行っていい？」
「ジョングク、テヒョンとなんかゲームやってるんじゃないの？いいの？」
「テヒョニヒョンより優位ですから少しぐらいやらなくても大丈夫です」
お散歩なんてキャラじゃないくせに！絶対に外に出ないでぴこぴこゲームしてる方がいいくせに！またわたしとナムオッパの邪魔をする気ね。絶対に阻止するんだから。
「オッパ、最近忙しかったし2人っきりでデートしたいなあ」
「確かに最近Aと出かけてないな…」
「ね！今回はジョングクには遠慮してもらって、」
「なになに？ヒョン達どこか行くの？ジョングクも？僕も行っていい？」
出たなパクジミン！邪魔者2号！！
「聞いてください、ジミニヒョン。俺達を放ってAヌナはナムヒョンとデートするみたいですよ」
「そうなの？えーA、僕ともデートしようよ」
「何でわたしがジミンとデートしないといけないのよ。2人で遊んでればいいでしょ」
わたしとデートしようよですって？なに白々しいこと言ってるのよ、パクジミン！そんなこと1ミリも思ってないくせに。わたしとナムオッパの邪魔をしたいだけの癖によくそんなことが言えるわね。
「時間があったらみんなで出かけるのもいいかもね。最近そういうことしてなかったし」
「オッパ！」
「わーい、ナムヒョンとデート〜」
「デートはわたしがするの！」
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作者名：藍
| 作成日時：2019年3月9日 0時
